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紹介している事例は、全部で53事例。それぞれ現場の視点から、地域の特性、事業の背景・目的・内容、実施に当たっての運営体制、成果、工夫点、課題等について記載しています。

自殺の実態を明らかにすること、気づきと見守りを促すこと、早期対応の中心的役割を果たす人材の養成、心の健康づくりの推進、適切な精神科医療を受けられるようにすること、社会的な取組による自殺の防止、自殺未遂者の再度の自殺企図を防ぐこと、遺された人への支援の充実、民間団体との連携強化といった観点で事例を分けています。

日本の年間の自殺者数は、平成10年以来、連続して３万人を超える状況が続いていましたが、平成24年から2年連続して3万人を下回りました。しかしながら、依然として多数の方が自殺で亡くなられていることに変わりはありません。事例集が活用され、実態にあった効果的な取組の実施により、一人でも自殺者が減ることが望まれます。

地域における自殺対策取組事例集 | 内閣府