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障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組みの実践事例を公開 (2014年08月05日)

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国立特別支援教育総合研究所は、「インクルーシブ教育システム構築支援データベース(インクルDB)」の中に、『合理的配慮』実践事例データベースを公開しました。

これは、文部科学省の「インクルーシブ教育システム構築モデル事業」において取り組まれている実践事例について検索するシステム(データベース)です。

インクルーシブ教育システムとは、人間の多様性の尊重等を強化し、障害者が精神的及び身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加することを可能にするという目的の下、障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組みです。そこでは、障害のある者が一般的な教育制度から排除されないこと、自己の生活する地域において初等中等教育の機会が与えられること、個人に必要な「合理的配慮」が提供されること等が必要とされています。

つまり「合理的配慮」とは、障害のある子どもが、他の子どもと平等に「教育を受ける権利」を享有・行使することを確保するために、学校の設置者や学校が必要かつ適当な変更・調整を行うことであり、障害のある子どもに対し、その状況に応じて、学校教育を受ける場合に個別に必要とされるものであり、学校の設置者及び学校に対して、体制面、財政面において、均衡を失した又は過度の負担を課さないものです。

データベースに掲載している事例は、文部科学省が実施する「平成25年度インクルーシブ教育システム構築モデル事業」の受託機関が設置する学校での取組成果の一部です。なお、児童生徒等の特定につながるような情報や、類推を可能にするような記述は差し控えるように調整しており、学校名等についても公表していません。

さまざまな教育的ニーズに最も的確に応える指導を提供できる、多様で柔軟な仕組みを整備することが重要です。障害者の自立と社会参加実現に向けて、地域差なく障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組みができるといいですね。



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投稿者 kksblog : 2014年08月05日 17:40


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