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土曜授業は増加、土曜の課外授業は減少~土曜日の教育活動に関する調査 (2014年08月05日)

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文部科学省は、全ての公立小学校、中学校(中等教育学校前期課程を含む)および高等学校(中等教育学校後期課程を含む)並びに都道府県教育委員会、指定都市教育委員会および市区町村教育委員会を対象に、平成26年度の土曜日の教育活動(土曜授業、土曜日の課外授業、土曜学習)の実施予定状況について調査を実施。その結果を公表しています。

「土曜授業」を実施予定の学校数および実施予定回数は、平成24年度に比べ、公立小学校、中学校、高等学校ともに増加。増加している自治体への聞き取りでは、以下ような声が聞かれました。

“文部科学省「土曜授業に関する検討チーム」最終まとめや、学校教育法施行規則の改正を受けて、県として土曜授業に関する基本方針を発表し、それに伴い実施予定の学校数が増加した。”“学力向上のための授業時数の確保に元々関心が高く、昨年の学校教育法施行規則改正と相まって、土曜授業を実施する学校が増加したと考えられる。”

「土曜の課外授業」を実施予定の学校数および実施予定回数は、平成24年度に比べ、公立小学校、中学校、高等学校ともに減少。減少している自治体への聞き取りでは、以下ような声が聞かれました。

“土曜の課外授業を実施していた学校のうち、教育過程内の授業を充実するため、土曜授業を実施するようになった学校がある。”“例年課外授業を実施している学校が、土曜授業の実施の検討のため、課外授業の実施予定を一旦見送った傾向がある。”

学校が場所を提供し、「土曜学習」の実施を予定している学校数および実施予定回数に関しては、平成24年度調査時は、「土曜学習」という定義が定められておらず、土曜日の地域への校庭開放・図書館開放等が回答に含まれていたなど、平成26年度との単純な比較はできないという結果になりました。なお、平成26年度に「土曜学習」を充実予定の自治体の状況は以下のとおりです。

“主に自由遊び、居場所づくりなどを土曜日に行っていたが、学習活動の充実が求められるようになってきていることもあり、全ての学校で学習活動を実施する予定。”“子どもの居場所づくりの要素が強かったが、プログラムを見直し、自然体験活動やスポーツ活動、地域交流など、活動が充実する予定の学校が増加した。”

子どもたちにとっての貴重な土曜日がより有効に活用できるようになるといいですね。

「公立小・中・高等学校における土曜日の教育活動実施予定状況調査」結果について 文部科学省



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投稿者 kksblog : 2014年08月05日 17:18


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