●「自由研究のテーマ決め」は、4割は子どもが、でも7割以上が保護者のサポートあり (2014年08月07日)
ベネッセの教育情報サイトで、「自由研究のテーマ決め」についてアンケート調査が行われました。
さすがに保護者が一方的にテーマを決めてしまうケースは少なく、「子どもが自分一人で決めた」という答えが約4割、「子どもと保護者が協力して決めた」という答えが半数以上を占めるという結果になりました。
子どもが自らテーマを決めようとする場合、どういったケースがあるか、いくつかあがっています。
たとえば、野外活動に参加したことから、「夏休みに洞窟体験をしたことについてまとめた」「海に遊びに行った際に、あっという間に海の深さが変わっていったことに興味を持った」、たまたま起きた出来事で、「瓶入りラムネを誤って冷凍庫へ入れたら割れたことが、きっかけになった」「古銭を祖父母宅で発見し、いろいろなお金があることに興味を持った」といったケースもありました。
ほかには、普段から好きなことからテーマを決めたということで、「戦国武将と日本の城が好きなので、子どもに頼まれ夏休みに城に連れて行ったら、うれしかったようで、まとめもスムーズに進んだ」というアンケートの答えがありました。
また、近々に感じたことから「黒い服は暑いと実感して、何色が涼しいか考えた」「花壇に大量発生して困っていたダンゴムシを、飼ってみたいと言い出した」というケースもありました。
自由研究を手伝うことについては、半数以上の保護者が「手伝うことはよい」と考えていて、実際に何かしら手伝った保護者は7割以上でした。
「『食べた後のカボチャの種を植えたら芽が出るか』という子どもの疑問で、3月からスタートしていた」と、夏休み前から取り組んでいたという声もあり、子どもが興味を持っていそうなものを夏休み前から聞き出して、自由研究を意識させておくのも、ひとつの方法かもしれません。
実際に取り組んでみると子ども一人では難易度が高すぎた、といったケースでは、親子一緒に取り組むことで、感動できたり、夢中になったりと、自由研究が夏の思い出になることもあります。 また、「そんなに上手にできるわけがない、とタカをくくっていたら、なかなかの出来でビックリ!」と、時に親の予測を、うれしい形で裏切ってくれることもあるようです。
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投稿者 kksblog : 2014年08月07日 02:12