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平成26年度SSH生徒研究発表会開催 県立福島高等学校が文部科学大臣表彰 (2014年08月13日)

2014poster_140813.jpg文部科学省と独立行政法人科学技術振興機構は、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の生徒研究発表会を、8月6日、7日の2日間開催しました。スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会は、生徒の科学技術に対する興味・関心を一層喚起すると共に、その成果を広く普及することにより、SSH事業を推進することを目的としています。

この発表会は毎年行われているもので、今年は平成24年度指定校が6日にポスター発表を行いました。その中から、代表に選出された6校が7日の全体会にて研究発表を行い、審査により福島県立福島高等学校の「ベンザインの合成を目指して」が、最も優秀な研究発表として文部科学大臣表彰を授与されました。

他の代表選出の5校については審査委員長賞、また代表校に選ばれなかったものの、今後の活躍が期待される6校に、奨励賞が授与されました。さらに、平成24年度指定校以外の学校では、2日間ポスター発表を行い、審査により4校に独立行政法人科学技術振興機構理事長賞が、20校にポスター発表賞が授与されました。また、全ての203校のポスター発表の中から、参加校生徒の投票によって10校に生徒投票賞が授与されました。

それぞれの発表テーマを見てみると、科学や数学の知識が無ければテーマの意味すら分からないようなものから、学校のある地域の環境や独特な生物にスポットを当てたもの、身近な生物、物質、現象を追求して観察・研究されているものなど実に様々です。

例えば地域的なテーマを挙げてみると、「津山周辺における新第三紀海成層の研究」(岡山県立津山高等学校)、「セトウチマイマイの進化を探る」(広島県立広島国泰寺高等学校)など。一般に身近なものをテーマとしたものには「女子中高生の外反母趾の有病率とその関連因子」(武庫川学院 武庫川女子附属中学校・高等学校)、「白黒フィルム写真のカラー化」(奈良女子大学付属中等教育学校)、「石の水切り」(高松第一高等学校)などがあります。

SSHの役割として、地域の他の高校などへの成果の普及があります。SSH以外のクラス、学校の生徒達にとって、こうした身近な題材を追求した研究は、科学への興味・関心を高めてくれるものではないでしょうか。科学技術振興機構のSSHに関するホームページには、生徒研究発表会の要旨集があります(現在は平成25年度まで)。タイトルを見て興味を持った研究について、その内容も見てみると面白いですよ。

平成26年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会表彰校の決定



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投稿者 kksblog : 2014年08月13日 15:42


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