●日本の中高生が国際情報オリンピックで金銀銅メダルを獲得 (2014年07月30日)
文部科学省は、台湾(台北)で開催された「第26回国際情報オリンピック」に参加した生徒が、金メダル1つ、銀メダル2つ、銅メダル1つを獲得したことを報告しました。
国際情報オリンピックは、1989年にポーランドのブルガリアで第1回大会が開催されて以来、毎年開催されている数理情報科学の国際的なコンテスト。高校生以下の生徒を対象として、数理情報科学の問題解決能力をもつ生徒を見いだし、その能力の育成を助け、また、各国の選手・教育者同士の国際交流を図ることを目的としています。
出題される問題では原則として、与えられた問題を解く効率の良いアルゴリズムを考え出し(アルゴリズムの設計)、そのアルゴリズムに基づき正しく動作する解法プログラムを作成すること(アルゴリズムの実装)が求められます。競技日は二日あり、選手は各競技日に5時間で3問を解きます。問題は、実社会で直面する様々な課題を模したものとなっていて、それを数理情報科学によって解決する数理的な問題解決能力(数学的な理解力、分析力、思考力、発想力など)が強く求められます。成績優秀者に、上位より金、銀、銅メダルが与えられます。
今年の台湾大会では、81か国・地域から311名の生徒が参加。日本は4名の選手を派遣しました。その結果、開成中学校の髙谷 悠太さんが金メダル、開成高等学校の伊佐 碩恭さん、灘高等学校の小倉 拳さんが銀メダル、大阪府立茨木高等学校の佐藤 竜馬さんが銅メダルを獲得しました。高い数理的能力が求められる中、中学生の金メダル獲得という快挙をはじめ、すばらしい結果が出ていますね。
« パリ・オペラ座のエトワールが被災地宮城・福島の子供達へ指導 | トップページへ 国際化学オリンピック、金メダル1名、銀メダル2名、銅メダル1名受賞 »
最新記事一覧
- 学研教育出版、11月20日(木)に大阪で学力向上セミナーを開催(2014年11月07日)
- 「Yahoo!あんしんねっと」が、すべてのAndoroidスマートデバイス向けに提供開始
- 動画対応アクセスポイントを開発、15年春から発売開始(2014年11月06日)
- 小学校の外国語活動、高学年の実施時間数は増加、課題は教員の指導力(2014年11月05日)
- 各地域での取組を紹介「インターネットリテラシー・マナー等向上事例集」公表
- 名古屋文化の祭典「やっとかめ文化祭~芸どころ・旅どころ・なごや~」11月24日まで開催中(2014年11月04日)
- 子どもの「貧困ギャップ」は08年から12年にかけて増加~ユニセフ報告書
- 採点の負担解消「手書き採点リンク」Ver.5.0無償アップグレード開始
- 『公立学校施設における津波対策状況調査』を実施~文部科学省
- 「第2回 科学の甲子園ジュニア全国大会」の出場チームが決定しました(2014年10月31日)
- 国内にて過去最大規模のユネスコ会議を開催~文部科学省
- 誰でも使える!スキャナ付き3Dプリンタ複合機「ダヴィンチ 1.0AiO」
- 教職員アンケートに見る学校別「動画教材の利活用実態」~ 8割が『動画教材を教育活用したい!』~導入ネックは「作成時間・コスト」で11%増
- 日本の大学の国際的な競争力向上のために 大学関係者を対象としたセミナー(2014年10月30日)
- 全国の事例を集めた「インターネットリテラシー・マナー等向上事例集」(2014年10月29日)
投稿者 kksblog : 2014年07月30日 21:47