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渋沢栄一の「スピーチ」を読む「原典でよむ 渋沢栄一のメッセージ」発刊 (2014年07月21日)

book_0721.jpg「近代日本の民間リーダー」「日本資本主義の父」「教育家」「民間外交家」「社会企業家」など、さまざまな別名・顔を持つ人物、渋沢栄一。幕末から明治にかけて活躍、先ごろ世界遺産に登録された富岡製糸場をはじめ、生涯で1,000以上の企業や団体の立ち上げ・育成に関わってきた人物です。

渋沢栄一は幼少のころから論語を学び、その知識や思考を基盤とした数多くの書籍を出版している一方で、数多くの講演活動も行っています。この度、文京学院大学経営学部教授の島田昌和氏が編者となり、渋沢栄一による、聴衆・社会に直接語りかけた「スピーチ」にスポットを当てた書籍、岩波現代全書『原典でよむ 渋沢栄一のメッセージ』が発行されました。

この書籍では、渋沢栄一の多彩な活動と、それに関するスピーチをテーマごとに分けており、下記のような構成になっています。
第1部「会社組織のメッセージ」
第2部「教育を通じてのメッセージ」
第3部「国際社会へのメッセージ」
第4部「国家・社会へのメッセージ」

第一国立銀行の頭取、株式会社組織による企業の創設・育成など、渋沢栄一の名前は実業家としてよく知られていますが、書籍のテーマにもあるようにさまざまな分野で尽力しました。日本赤十字社、東京慈恵会の設立、聖路加国際病院初代理事長などの社会活動、学校法人国士舘、日本女子大学校、東京女学館の設立に関わるなど教育活動も行っています。

著者の島田昌和教授は、研究課題の主なテーマのひとつに、渋沢栄一の企業者活動の史的研究を上げており、これまでにも渋沢栄一に関する著書を多数発行しています。教育を受けられる人が限られていた時代、文書でなく声で民衆に届けられた言葉は、実に強く人々に響いたのではないでしょうか。日本が大きく動いた時代に、市井の人々に届けられた言葉を垣間見てみませんか。

渋沢栄一の「スピーチ」から、今を生き抜くヒントを読み解く 岩波現代全書『原典でよむ 渋沢栄一のメッセージ』7月18日(金)に発行



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投稿者 kksblog : 2014年07月21日 09:55


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