●夏場の水分補給は「5℃‐15℃」が最適の温度~高温多湿の夏への対策を! (2014年07月18日)
熱中症対策として「5-15℃プロジェクト」を2011年に立ち上げたサーモス㈱は、運動時や夏場の水分補給には、5℃から15℃に冷やした飲み物の摂取が最適と広く呼びかけています。
プロジェクトに賛同するお天気キャスターの森田正光氏によると、この100年で地球の気温は平均1℃、都市部では3℃も上昇しており、90年代以降は35℃以上が突出して記録されているそうです。「今年の夏は降水量が多いにも関わらず日照時間が長いことから高温多湿となり、特に熱中症になる怖れがある」と森田氏も注意を呼びかけています。
汗の蒸発、血液の流れをスムーズにし体温を下げるためにも水分補給は欠かせないものです。救急・災害医療等に携わる大手町アビエスクリニック院長の早田台史氏は、プロジェクトが提案する飲み物の温度について「15℃以上の飲み物では体温を下げる効果が期待できず、5℃以下ではお腹に良くないなどのデメリットがあります。夏場に外出する際は保温可能な容器を持ち歩いて、5℃から15℃の飲み物をこまめに摂取するよう心掛けてください」と話しています。
7月15日に行われた同プロジェクトのイベントでは、昨年8月に41・0℃で日本の最高気温を更新した高知県四万十市の中平正宏市長と、それまで40・9℃で日本一だった岐阜県多治見市の古川雅典市長が登壇し、暑い地域ならではの熱中症対策が語られました。
四万十市の中平市長は「小中学校では熱中症対策の指導を進めると同時に、校舎の壁をゴーヤやヘチマの蔦で覆って気温を下げるグリーンカーテン事業を推進しています」と四万十市の取り組みを紹介しました。
一方、多治見市の古川市長によると「高温が予測される日は、防災無線や携帯電話などを通じて朝から市民に情報を発信しています。そして市民は5℃から15℃の冷水を飲む、外出を控えるなどの対策を取っています」と素早い対応を語りました。暑さは日本で2番になっても熱中症対策は日本一を目指しているようです。
写真は、左から多治見市マスコットキャラ「うながっぱ」、多治見市の古川市長、お天気キャスターの森田正光氏、四万十市の中平市長、四万十市のマスコットキャラ「しまッチ」
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投稿者 kksblog : 2014年07月18日 11:35