●夏休みの部活事情に関する調査を実施~ベネッセコーポレーション (2014年07月16日)
ベネッセコーポレーションが、中高生の保護者を対象に、夏休みの部活事情に関する調査を実施しました。
長期間の夏休み、部活動に所属している子どもの多くは、練習などに相当の時間を割いていると思われます。そこで、どの程度の頻度、時間で部活動が行われているのかなど、夏休みの部活事情について調査しました。
まず、部活動をしている(していた=引退)という子どもは、全体で9割近くに上っています。体育系と文化系の男女別では、男子は体育系、女子は文化系の割合が高くなる傾向が顕著でした。
夏休みの部活動の頻度では、体育系のほうが文化系よりも高い傾向。体育系では、「ほぼ毎日」という回答が4割を超え、文化系でも吹奏楽部や合唱部などは、毎日部活動をしている割合がかなり高いようです。
1回あたりの活動時間については、文化系・体育系とも3~4時間が多く、5時間以上の割合は文化系のほうが高い結果に。外で活動することも多い体育系は、夏休み中は、屋外での長時間の活動は脱水症状や熱中症などを引き起こすおそれがあり、配慮されていると考えられます。
子どもの部活動の時間について保護者がどう思っているのか。「ほぼ毎日」部活動が実施されている体育系のほうが、「多すぎる」と感じる保護者が多い結果に。保護者としても、部活動は応援したいけれども、たまには家族で楽しむ時間もほしい……というジレンマあるようです。
夏休みの部活動といえば、合宿のイメージがありますが、「合宿を行っている」という回答は体育系で約3割にとどまり、文化系では2割に満たない結果に。実施されている場合も、日数は2泊3日から3泊4日と、それほど長期間にはわたらないようです。
部活動は、子どもにとって学校での教科学習に次いで、さまざまなことを学べるもう一つの「教室」であるといえます。スポーツや芸術などの技術や知識だけではなく、仲間との人間関係、高い壁に直面した時の対処法、そしてがんばったからこそ感じられる達成感など、そこで得た経験は子どもをひと回りも、ふた回りも成長させることでしょう。そして夏休みの部活動とは、成長・飛躍を実感できるかもしれない大事な機会。有意義に活動できるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2014年07月16日 18:29