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中学生になったら、スマホでメールやLINEを使いたい!保護者の考えは? (2014年07月15日)

smaph_140715.jpg学研グループの学研教育総合研究所は、小学生白書Web版「2014年春 卒業生500名 中学入学直前意識調査」を公開しました。2014年3月に、日本全国の小学6年生の子どもと、その保護者がそれぞれ回答したものです。日常生活の習慣、インターネットの利用状況、学校生活環境等についての現況を質問しています。

この調査では、SNSの急速な広まりから、ネット端末(電子機器)利用に関連する項目他を中心に、実態と意識を緊急アンケートとして実施しています。実際に子どもが寝ている時刻を聞いたところ、女子の方が遅い時刻に就寝する傾向にありました。電子機器の利用時間が1.5時間以上の子どもは30%以上が午後11時以降に就寝しています。子どもが電子機器を利用する時間についても、保護者が考えている適正な時間よりも、子どもが実際に利用している時間の方が長くなっているようです。

小学生が利用している電子機器は携帯ゲーム機が主で、携帯電話も約30%の子どもが利用しています。子ども達に「中学生になったら使いたいもの」を聞いたところ、「一般向けのスマートフォン」が圧倒的トップでした。「中学生になったら使いたい機能」でも、ゲーム、ネット検索の他にメール、LINEが高い数値を示しており、その全てができるスマートフォンが欲しい、というのが新中一生の代表的な希望のようです。

一方でスマートフォンを使わせようと考えている保護者は少なく、子どもと親との気持ちには開きがあるようです。保護者としては、夢中になって勉強や家族団らん、睡眠などの時間が不足すること、ネットやLINEを使ったいじめに巻き込まれることなどを心配する気持ちがあるのでしょう。

電子機器やその機能を、どのタイミングで使うことを認めるかは難しい問題です。「欲しい」「使いたい」と言い出した時は、「なぜ使いたいのか」「どれくらい自分に必要なのか」、また「考えられる弊害」「使う場合のルール」などを一緒に考える好機とも言えます。「小学生Web白書」には参考になるデータが数多く掲載されています。まず大人が一読して、子どもと電子機器との付き合い方を考えてみてはいかがでしょうか。

小学生白書web版 学研教育総合研究所



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投稿者 kksblog : 2014年07月15日 09:40


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