●子どものICT利活用能力に係る保護者の現状認識を調査~総務省 (2014年07月14日)
総務省が『子どものICT利活用能力に係る保護者の意識に関する調査報告書』を公表いたしました。
調査は、これまで明らかにされることが少なかった、子どものICT利活用に係る保護者の現状認識や子どもへの期待・不安並びに家庭での対応状況等を把握することにより、子どものICT利活用能力向上に向けた保護者関連施策立案等の一助とすることを目的としています。
調査対象は小学生から高校生までの子どもを持つ保護者で、Webアンケートにより実施しました。
調査結果から、まず保護者の9割以上が、子どもの将来にとってICTの利活用が必要であると認識していることがわかりました。
子どもの情報通信端末の利用状況をみると、ノートパソコンと通信機能付きゲーム端末の利用率はそれぞれ5割以上。携帯電話・PHS・スマートフォンのいずれかを占有する子どもは小学校低学年で約2割、高校生では約9割で、子どもが端末に接触し始める時期は年々早期化しています。
子どものICT利活用実態に関する保護者の認識を調査。まず、保護者が子どもが端末を使いこなしていると認識しているのは、最も低いデスクトップパソコンで6割、スマートフォンは最も高く8割以上でした。しかし、子どもの端末利用目的については、通信機能付きゲーム端末・音楽プレーヤーの利用目的がわからないとする保護者の割合が比較的大きいようです。ICTのスキル評価については、パソコンやインターネットは子どもより自分のほうが詳しいとする保護者が多く、これらの状況からか、子どもの情報通信端末利用時のリスクに不安を感じる保護者の割合は大きい結果でした。
家庭での指導が子どものICT利活用能力習得のために重要とする保護者は6割以上で、現在実際に子どもに指導を行っている保護者は5割以上。その内容は、子どもの学年が進むにつれ、変化しているようです。一方で、子どもへの指導のため自分自身への指導を望む保護者は約5割でした。
子どもの生活の中でICTを存分に利活用する能力が求められるようになってきていることからも、保護者の対応、指導もより重要になっていると考えられますね。
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投稿者 kksblog : 2014年07月14日 18:15