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小学校低学年の7割が自分の端末を所有、フィルタリング使用率は上昇 (2014年07月17日)

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情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ(株)が、『未成年の携帯電話・スマートフォン利用実態調査』を実施しました。

対象は、携帯電話・スマートフォンを所持する全国の小・中・高校生及び0歳から9歳の子どもを持つ保護者です。調査結果から、小学校低学年の約7割が自分専用の端末を所有していることがわかりました。

10歳から18歳でみると、何らかの携帯電話を持つ未成年者のスマートフォン所有率は59.1%。小学校高学年31.6%、中学生54.9%、高校生90.8%で、女子高校生は95.1%が所有しています。

全体のフィルタリング使用率は44.6%で、前回調査より上昇。特に小学校高学年が倍増しています。1日の平均使用時間では、小中学生は2時間未満、男子高校生は4時間、女子高校生は6時間で、スマートフォン所有者は長時間に渡り使用する傾向が見られます。

インターネット接続端末を使用開始してから得た経験について問うと、まず、インターネット接続端末の使用に不安を感じる人は、保護者73.3%、未成年者40.0%。不安内容の1位は「長時間使用で依存症になってしまうこと」ですが、一方で不安を感じたことのない人の理由1位は「ネット上のコミュニケーションでトラブルにあったことはないから」です。望まないサイトが表示された経験が多いのは、「アダルト・ポルノ」28.0%、「出会い系」23.9%、「ゲーム」16.3%。特に女子高校生の66.0%が「アダルト・ポルノ」を望まないのに表示されたと回答しています。

0歳から9歳の子どもを持つ保護者は、子どもがネット接続端末を使用し始めるのに最適な年齢については、小学校低学年と考える保護者が28.2%と最多。子ども専用に持たせている保護者は50.3%で、内訳は「携帯ゲーム機」「子ども用携帯電話」「市販のタブレット端末」です。未就学児の母親は、子どもをあやすための手段として使用・所有させ、小学校低学年の親は子どもとの連絡手段として持たせている傾向です。

フィルタリングの使用率があがっているのは、中高校生を中心におきているスマートフォン上の様々な問題を考慮してのことが考えられます。しかし、携帯音楽プレーヤーや携帯ゲーム機からも簡単にインターネットに接続できてしまうことから、早期の段階から保護者に対し、情報モラル教育や上手な活用の仕方について教えることの必要性もありそうです。あらためてインターネットのリテラシーとフィルタリングの重要性を未成年者および保護者に伝えていくことが大切ですね。



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投稿者 kksblog : 2014年07月17日 17:27


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