●Splashtop for Educationで授業の可能性が広がる (2014年06月20日)
コンピュータで作った教材を授業に使うときにどうするか。プリント配布かせいぜいOHPシートを使う時代もありました。その後直接プロジェクタから画面へ映すことが出来るようになり、準備の手間はずいぶん楽になっています。そして今、データの入ったPCを動かさず、データをメディアに移すこともなく使える技術が使われ始めています。
スプラッシュトップ株式会社は、教育機関を対象としたリモートデスクトップソフトウェア「Splashtop for Education」の提供を6月9日より開始しました。このソフトウェアを使うことで、iPadやAndroidタブレットなどを使って、離れた場所にあるPCのアプリケーションやファイルを活用することができるようになります。
「Splashtop for Education」を利用することで、タブレットなどのさまざまなデバイスで、WindowsやMacのPC端末を操作することができます。大学の教授が、講義室から自分の研究室にあるPCにアクセスし、そこにある研究データや、資料のファイルを見ることができます。専門性の高いアプリケーションで作成されたファイルであっても問題なく開くことができるのです。
近年、日本の小中学校でもタブレットを子どもたち一人一人に持たせ、授業に活用しているケースが増えています。「Splashtop for Education」を利用することで、先生はPCを持ち歩かなくても、さまざまな資料を見ることができるようになるのです。
アメリカでは、コーネル大学やスタンフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校などの大学のほか、小学校から高等学校にいたるまで、すでに100以上の機関が「Splashtop」を導入しており、合計200万人の学生が利用しているということです。
これを活用すれば、授業の綿密な準備に時間を取られることや、逆に当日忘れていたものに気付いて慌てることもなくなるでしょう。時間や気持ちにゆとりが生まれ、より充実した授業ができそうですね。
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投稿者 kksblog : 2014年06月20日 06:04