●自立的で豊かな生活の実現のために『金融リテラシー・マップ』 (2014年06月23日)
金融経済情報の提供や金融経済学習の支援活動を行っている金融広報中央委員会が、『金融リテラシー・マップ』を公表しました。
このマップは、「家計管理」「生活設計」「金融知識及び金融経済事情の理解と適切な金融商品の利用選択」「外部の知見の適切な活用」の4分野に分かれる最低限身に付けるべき金融リテラシ-を、年齢層別に、体系的かつ具体的に記したものです。自治体、業界団体、各金融機関融、NPO団体など、さまざまな現場で実際に金融教育を担う人に利用してもらうために作成されましたが、小学生から高校生向けの部分もあります。
金融リテラシーを身に付けるのは、一人ひとりが、より自立的で安心かつ豊かな生活を実現するためです。
マップの内容の例として、「家計管理」をみると、小学生は社会の中で生きていく力の素地を形成する時期として、「必要なものと欲しいものを区別し、計画を立てて買物ができる」が求められます。中学生は将来の自立に向けた基本的な力を養う時期として、「家計の収入・支出について理解を深め、学校活動等を通じて収支管理を実践する」が求められます。高校生は社会人として自立するための基礎的な能力を養う時期として、「家族の一員として家計全体を意識しながら主体的・計画的に支出管理などができる」が求められます。
現代社会では金融との関わりを持つことは避けられません。「生活スキル」として金融リテラシーを身に付ける必要があります。子どもの成長とともに求められる金融リテラシーを身に付けるために、家庭や学校現場での金融教育が大切ですね。なお、マップの小学生から高校生までの部分については、学校段階においては、「習得する目安」と位置付け、今後、学習指導要領との関係や、学校現場の実情も踏まえつつ、更に検討を進めていくとしています。
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投稿者 kksblog : 2014年06月23日 17:30