●世界で活躍する人材育成 スーパーグローバル大学創成支援に109件の申請 (2014年06月09日)
日本の高等教育の国際競争力を強化するために、世界レベルの先進的な教育・研究に取り組む大学を「スーパーグローバル大学」に指定し、その活動を支援する取り組み「スーパーグローバル大学創成支援事業」が今年度より、文部科学省を中心に行われています。
現在、スーパーグローバル大学創成支援への申請は109件で、その内訳が文部科学省のサイトに掲載されています。また日本学術委員会では、スーパーグローバル大学創成支援プログラム委員会お呼び経済社会の発展をけん引するグローバル人材育成プログラム委員会を設け、この事業に関する審査・評価を実施しています。
スーパーグローバル大学は、具体的には、タイプA:トップ型と呼ばれる、世界大学ランキングトップ100を目指す力のある、世界レベルの教育研究を行うトップ大学と、タイプB:グローバル化牽引型と呼ばれる、これまでの実績を基に先導的試行に挑戦し、我が国の大学の国際化をけん引する大学とに分けられます。今年度はタイプAが10校、タイプBが20校、それぞれ採択される予定です。
現在タイプAには、枠10件に対して国立大学13件、公立大学1件、私立大学2件の系16件が、タイプBには枠20件に対して国立大学44件、公立大学11件、私立大学38件の系93件と、どちらも予定された予定採択件数よりも応募の方が上回っています。特にタイプBでは応募数が予定数を大幅に超えており、多くの大学がこの事業に関心を持っていることがよく分かります。
採択校の決定は、平成26年9月下旬頃に予定されています。採択された学校には、毎年毎のフォローアップ活動に加え、支援開始から4年目の平成29年度と7年目の平成32年度に中間評価を行います。また事業は最大10年間であり、支援開始から11年目の平成36年度には事後評価が実施される予定です。
産業、経済、科学技術など、さまざまな分野で一層海外との関わりが求められることになるでしょう。そのためにもグローバルな視野をもった人材を育てる基盤として、大学の役割がますます重要になってくるのでしょう。
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投稿者 kksblog : 2014年06月09日 15:39