● こどものおこづかい事情 保護者アンケート結果 (2014年06月08日)
Benesse教育情報サイトでは、今年4月に小学生から高校生の子どもを持つ保護者におこづかいに関するアンケート調査を実施し、その結果を発表しました。おこづかいをもらうのは小学1年生から(10.5%)が多く、年齢が高くなるにつれ割合が高くなり高校3年生では77.2%でした。金額のボリュームゾーンは小学生が300~1,000円、中学生では1,000~3,000円、高校生では3,000~5,000円となっています。渡すのは月1回というケースが92.4%と圧倒的に多く、その平均額は、小1・450円、中1・1,424円、高1・4,110円というように、学年とともに上がっていっています。そして7割の保護者はこの金額が妥当と考えているのに対して、子ども側では4割以上が「少ない」と感じているようです。とはいえ全額を使い切る子どもは15%程度と意外に少ない結果です。
昼食代や洋服代、携帯電話代、教材費などは、ほとんどがお小遣いとは別枠で渡しており、使い道を自由にしていいこととしておこづかいを渡しているのがほとんどでした。おこづかいは、子どもにとって金銭感覚を身につける「生きた教材」となるものであり、正しい知識を持ち管理しながら上手に使っていくことは、社会生活を営んでいくうえで必要不可欠なものです。
「家庭によって教育が行き届かない家がある。お金のことは将来犯罪に結び付くことがあるので、学校でも最低限の学習はすべき」といった意見や「家庭でも考え方がそれぞれ違うので、平均的かつ一般的な話を学校でしてもらったほうがいい」という意見から、お金についての最低限のルールや知識は学校でも教えるべきでは、7割強の保護者がそう思うと答えています。
子どもにある程度お金の管理を任せて当事者意識を持たせると共に、お金に対する知識や管理の必要性を学ばせてみてはいかがでしょうか。
子どものおこづかいを金銭感覚の「生きた教材」に | ベネッセコーポレーション
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投稿者 kksblog : 2014年06月08日 21:46