●ITビジネスを実践的に学ぶ「楽天IT学校」全国の商業高校で展開中 (2014年06月20日)
商業高校といえば、簿記やそろばんといった「昔ながらの経理」のイメージがないでしょうか。ビジネスは対面だけでなくなった時代、ITを活用した新しいビジネスについて学び、スキルを身につける、そうした環境が必要な時代となっています。
楽天株式会社は、起業家精神育成と地域活性を目標に、全国の商業高校の高校生を対象とした電子商取引授業「楽天IT学校」を実施しています。2014年度は21都県26校と、2013年度の15校から規模を大きく拡大しています。
「楽天IT学校」とは、インターネット・ショッピングモール「楽天市場」の店舗運営ノウハウを高校生向けにアレンジした電子商取引の出張授業で、約1年にわたって実施されます。楽天スタッフのほか、地元の「楽天市場」出店者、「楽天トラベル」登録施設が講師をつとめ、実践的な授業を行います。これを通じて生徒がインターネットの可能性を知り、ビジネスに対する感性を磨くことを目標としています。
一年間で全7回の口座が催され、ネットショップを成功させるためのフレームワーク(枠組み)やノウハウを学びます。これは「楽天市場」の出店者向けに開講する「楽天大学」の講座内容をアレンジしたもので、職場訪問やネットショップにおける販売戦略の立案、ホームページ作成による売場の構築、商品プロデュース、実際の販売までを行います。
また、一年間学んだ成果を発表する「楽天IT甲子園」が年度の終盤に開催されます。各校の代表1チームが授業で学んだことを、楽天市場出店者の前で発表します。出店者はインターネット・ショッピング店舗のプロフェッショナル、現場の目線で評価し上位3校を決定します。2014年度は2015年1月末〜2月初旬に開催予定です。
新しい高等学校学習指導要領では電子商取引授業の受講を段階的に義務づけていること、また地域活性化にも繋がることから、全国の商業高校や自治体が「楽天IT学校」について興味を示しているようです。このような業界のリーダー的企業が次世代の育成を行う取り組みは、今後も継続・拡大していってもらいたいですね。
« Splashtop for Educationで授業の可能性が広がる | トップページへ 子どもが学べる『北方領土エリカちゃん学習コンテンツ』 »
最新記事一覧
- 学研教育出版、11月20日(木)に大阪で学力向上セミナーを開催(2014年11月07日)
- 「Yahoo!あんしんねっと」が、すべてのAndoroidスマートデバイス向けに提供開始
- 動画対応アクセスポイントを開発、15年春から発売開始(2014年11月06日)
- 小学校の外国語活動、高学年の実施時間数は増加、課題は教員の指導力(2014年11月05日)
- 各地域での取組を紹介「インターネットリテラシー・マナー等向上事例集」公表
- 名古屋文化の祭典「やっとかめ文化祭~芸どころ・旅どころ・なごや~」11月24日まで開催中(2014年11月04日)
- 子どもの「貧困ギャップ」は08年から12年にかけて増加~ユニセフ報告書
- 採点の負担解消「手書き採点リンク」Ver.5.0無償アップグレード開始
- 『公立学校施設における津波対策状況調査』を実施~文部科学省
- 「第2回 科学の甲子園ジュニア全国大会」の出場チームが決定しました(2014年10月31日)
- 国内にて過去最大規模のユネスコ会議を開催~文部科学省
- 誰でも使える!スキャナ付き3Dプリンタ複合機「ダヴィンチ 1.0AiO」
- 教職員アンケートに見る学校別「動画教材の利活用実態」~ 8割が『動画教材を教育活用したい!』~導入ネックは「作成時間・コスト」で11%増
- 日本の大学の国際的な競争力向上のために 大学関係者を対象としたセミナー(2014年10月30日)
- 全国の事例を集めた「インターネットリテラシー・マナー等向上事例集」(2014年10月29日)
投稿者 kksblog : 2014年06月20日 13:41