●第71回「学童歯みがき大会」ネットを介して日本全国、海外からも参加 (2014年06月05日)
6月4日は「虫歯予防デー」として知られています。これは「6=む」、「4=し」にちなんだものですが、実は6月4日に限った実施は昭和初期であり、現在は6月4日から10日までの期間を「歯と口の健康週間」と呼んで、歯と口の健康に関する正しい知識を普及啓発し、歯の寿命を延ばして国民の健康の保持増進に寄与する活動をしています。
ライオン、ライオン歯科衛生研究所、日本学校歯科医師会、東京都学校保健会は、「歯と口の健康週間」にちなみ、6月4日に「第71回学童歯みがき大会」を開催しました。東京千代田区の歯科医師会館を配信会場とし、インターネットによるライブ中継を通して、日本全国およびタイ、ベトナム、中国、香港、韓国、フィリピン、シンガポールから総勢66,100名の小学生が参加、会場では、首都圏の小学校から約80名の児童が参加しました。
「歯と口の健康教室」では、「みるぞ!みがくぞ!つくるぞ元気!」をテーマに、歯ぐきの役割や大切さについて、「健康生活チェック」、歯ぐきに関するクイズなどで楽しみながら学んでいました。「歯のみがき方ステップアップ講座」では、歯ブラシに加えてデンタルフロスの使用講座も実施されました。
この「学童歯みがき大会」は昭和7年にスタートしたもので、当初は「学童歯磨教練体育大会」という名称でした。東京及び大阪の会場に、総勢25000人の子どもたちが集まったそうです。参加した学童全員が手に歯ブラシを持ち、指導者の号令と共に教練術式に沿って、いっせいに「歯磨教練」を行ったということです。
インターネットによるライブ配信が行われるようになったのは2008年の第65回大会からです。これにより学校から歯みがき大会に参加できるようになりました。さらに2012年の第69回大会からは、国内だけでなくアジアの小学生も参加できる大会となりました。
これに参加した子どもたちは、歯と口腔の健康について学ぶだけでなく、自分たちの教室から日本全国、そして海外の国々ともつながる経験ができました。世界を身近に感じられたこと、寝る前の歯磨きをしながら楽しく思い出していたかもしれませんね。
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投稿者 kksblog : 2014年06月05日 16:29