●子どもや若者の置かれた現状を紹介『平成26年版 子ども・若者白書』 (2014年06月09日)
内閣府が『平成26年版 子ども・若者白書』を公表しました。
『子ども・若者白書』は、子ども・若者育成支援推進法に基づく年次報告書として、平成22年から作成され、毎年、国会に報告されています。子ども・若者の成育環境や社会生活、犯罪や虐待による被害、子ども・若者の問題行動などの現状を明らかにするとともに、国の施策を詳細に明らかにしています。
構成は、第1部が「子ども・若者の状況」で、各種統計資料などにより、子どもや若者の置かれた現状を紹介。第2部が「子ども・若者育成支援施策の実施状況」で、子ども・若者育成支援推進法第8条に基づく大綱の構成に沿って施策の実施状況を紹介しています。また、特集として、国際比較からみえてくる日本の若者の意識の特徴を分析しています。
「子ども・若者の状況」としては、生活行動・意識も調査されています。その結果から、生活時間についてみると、まず、低年齢層はこの5年で早寝早起きになっていることがわかりました。時間の過ごし方については、睡眠や食事の時間が増加している一方で、自由な時間は10代で減少しています。
行動についてみると、親とのかかわりについては、1週間の会話時間が父親とは「~4時間」が、母親とは「10~19時間」が最も多い結果に。携帯電話やインターネットの利用については、高校生の9割以上が携帯電話を所有しており、うち8割はスマートフォンを所有していることがわかりました。
意識については、幸せだと思う小学生・中学生・高校生等の割合が上昇。しかし不安や悩みを抱えている小学生・中学生・高校生等の割合も上昇しています。不安や悩みの主な内容は勉強や進路についてが多いようです。
結婚の意思について中学生以上に調査すると、結婚する意思を持つ未婚者は9割前後で推移していることがわかりました。
今後も幸せ感の上昇が望まれます。子ども・若者へのの育成支援が充実して、健やかな成長につながるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2014年06月09日 18:51