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不適切なレイティングの「ID交換アプリ」が多数 (2014年05月30日)

EMA(モバイルコンテンツ審査・運用監視機構)は会見を開き、Appストアで公開されている掲示板型ID交換アプリに、青少年が利用するのが不適切なものが多数含まれており、それらが青少年も利用できる状態であることを明らかにしました。

コミュニティサイトに起因する犯罪被害の児童者数が、警察庁の調査開始以来、最多となり、その原因の1つとして「ID交換アプリ」や「ID交換掲示板」が挙げられています。フィルターリングを利用していれば、Android(アンドロイド)のID交換アプリは利用することができませんが、iOSのアプリについては、利用者が端末で設定したレイティングによりアプの利用制限がかかる仕組みになっていて、フィルタリングは利用できません。

 今回EMAが、公開されている掲示板型ID交換アプリの30個について調査をしたところ、地域、年齢、性別などの情報でユーザー検索ができる、異性との出会い目的での利用禁止などの禁止事項の形骸化、アプリケーション内の年齢制限と実際にアプリをダウンロードするマーケットでの年齢制限が違うといった年齢制限形骸化、成人向け広告の掲載などの実態が明らかになりました。
 今回のEMAの調査結果を受けて、現在Apple社ではID掲示板などを中心に適正なレーティングが設定されていないアプリケーションについて、レイティングの補正等の改善を行っています。EMAでは、今後も調査を継続し、青少年利用に不適切なアプリケーションの情報を定期的に提供する予定です。

従来、EMAは事業者から申請があったサイトやアプリについて、適切な管理運用体制が構築されているかどうかを審査してきました。しかし無料通話アプリについては、EMAの審査基準に合格する仕組みのアプリではないことから事業者からの申請が行われず、そもそもEMAの認定は受けていません。しかし、無料通話アプリで被害者と加害者が連絡を取る事案が増加してきており、EMAとしても対策が求められていました。
そこで、無料通話アプリのID等を交換するアプリの利用を制限することで、被害を防ごうとする方針を打ち出した形です。

しかし、フィルタリングの利用率は低下傾向を示していて、被害児童のフィルタリング加入率は5・5%という状況では、まずはフィルタリングの利用や、端末でのレイティング設定が求められています。



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投稿者 kksblog : 2014年05月30日 19:06


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