●世の中の「ことば」を作ってみよう 創作時事用語コンテスト 作品募集中 (2014年05月19日)
「就職活動」を略した「就活」という呼び方は、もうすっかり世の中に定着していますね。さらにそれをもじって、何か目的を持った、または特定の状況で行う「活動」を指す「○活」という言葉が次々と生まれ、また抵抗なく一般に使われるようになっています。他にも「○○系」や「〜男子」「△△会」など、流行や時世を一言で表す言葉が次々と生まれているようです。一種の言葉遊びとも言えますが、分類好きな日本人らしい流行ですね。
朝日新聞社と株式会社ベネッセコーポレーションは、人々がことばの力を実感したり、社会に関心をもったりするきっかけとなるような新たな取り組みとして、この春「創作時事用語」コンテストを立ち上げました。世の中や身の回りの出来事、社会現象を一言で表現する「オリジナルな時事用語」を募集します。
コンテストへの応募には、創作した時事用語と、その背景やエピソードを200字以内でまとめます。応募する用語の例としてあげられている「海系(うみけい)」という言葉、「最近、海外の大学を目指す高校生が増えています。これまでの『私は文系』『ボクは理系』だけでなく、『彼は海外の大学だって』という場面が増えてくることでしょう。海外の大学を目指す人は『海系』と呼んだらどうでしょう」といったエピソードが添えられています。
コンテストの審査員はイラストレーターの他、多彩な分野で活躍されている、みうらじゅんさんなどで、優秀作品には賞が進呈されます。応募は『語彙・読解力検定』ホームページ内の「創作時事用語」特設ページで受け付け中、応募作品は未発表のもの、オリジナル作品に限ります。応募資格はなく、一人何作品でも応募できます。締め切りは6月15日、受賞作品は9月下旬に朝日新聞紙面で発表されます。
同一の用語について複数の応募があった場合は、解説部分が選考理由になる場合もあるそうです。言葉もですが、解説をいかに楽しく、多くの人を納得させられるものにするか、ということも考えどころですね。日々の暮らしの中で、新しい時事用語を探してみませんか。ささいな場面に、言葉のアイデアが転がっていそうです。
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投稿者 kksblog : 2014年05月19日 09:53