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デジタル絵本に独自の教育効果の可能性があることを公表~京都大学 (2014年05月12日)

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京都大学の研究グループが、デジタル絵本による、独自の教育効果の可能性が示唆されることを発見しました。

4歳児15名にデジタル絵本を、6日間にわたり、毎日2回、計12回の「よみきかせ」を経験させたところ、読めるひらがなの文字数が平均して3文字増加した一方で、従来の紙媒体の絵本で「よみきかせ」を行った別の15名では、そうした学習は起こらなかったということです。

研究では、iPadにダウンロードした『たなばたバス』という絵本のデジタル版を母子で6日間、連続して体験。ただ単に、印刷物をデジタル化したものではなく、ストーリーがプロのナレーターによって、ナレーションとして流れ(ナレーション機能)かつ、読み上げられる文字がその都度、画面上で赤く彩りされる(ハイライト機能)ようにプログラムされたもので、印刷された絵本にはない特徴をそなえています。結果、子どものよめる、ひらがなの文字数は体験以前にくらべて、平均して3文字増加しましたが、印刷された絵本の「よみきかせ」を経験した子どもではこういう効果はみられませんでした。

子どもの発達にとって、有益なデジタル書籍というものを開発していくうえで貴重な知見を提供する成果ではないかと推測されます。なお、「書く」ことの習得にも影響をおよぼすのか、今後の研究課題のようです。

子どもの電子書籍愛好者は増加傾向ですが、否定的な意見が大勢をしめているのも現状。いったん動き出した時代の流れを止めることも困難であることからも、研究開発が進み、子どもに有益なデジタル化の発展につながるといいですね。


デジタル絵本に独自の教育効果を発見 | 京都大学



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投稿者 kksblog : 2014年05月12日 17:11


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