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生徒用タブレット端末向けデジタルペンシステムを発売~大日本印刷 (2014年05月09日)

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大日本印刷(株)が、生徒用タブレット端末向けデジタルペンシステムを6月に発売します。

教育向けタブレット端末販売大手のダイワボウ情報システム(株)などのICT関連製品の販売会社と連携して開発されたもので、生徒がデジタルペンで紙に書いた文字・図形などをデジタル化し、教師のパソコンやタブレット端末に加え、生徒同士のタブレット端末でも共有できるシステムです。

小中学校での生徒用タブレット端末の導入が進み、2020年度までに1人あたり1台配備される予定です。一方、大日本印刷は、生徒がデジタルペンで紙に書いた文字や図形を、瞬時にデジタル化して教師のパソコンに送信し、電子黒板などに投影する授業支援システム『OpenNOTE』を提供していますが、デジタルペンの導入校から、デジタルペンと今後導入が進むタブレット端末を併用し、紙への手書き文字を思考プロセス含めて手元の端末で共有し、学びあう授業へのニーズがでてきています。

また、タブレット端末の導入校からは、算数の証明問題や国語の読解問題など、書く文字数が多く紙への手書きに戻っていた授業でも、デジタルペンを取り入れることでタブレット端末を活用できる、との評価を得られています。このような背景のもと、生徒のタブレット端末と連動できるデジタルペンシステムの開発・提供を行うこととしました。

デジタルペンシステムの特長としては、生徒がタブレット端末で、他の生徒の記入内容の一部を抽出して表示することで、多様な意見や解答を比較することができます。また、記入順序の再生によって、思考過程を学ぶことができます。教師用タブレット端末を持つことで、教師は教室内を巡回しながら、生徒の記入内容を参照して授業を進めることが可能。そして同じ情報を、電子黒板やプロジェクターに投影することもできます。生徒のタブレット端末から教師のパソコンやタブレット端末には、デジタルペンの座標軸データのみWi-Fiで送るため、生徒が一斉に記入する場合もスムーズなデータ転送が可能です。

デジタルペンとタブレットで、紙への手書きに戻ることもなく、また、巻き戻しや再生といったデジタルならではの機能を効果的に利用できるといいですね。


生徒用タブレット端末向けデジタルペンシステムを提供開始 | 大日本印刷



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投稿者 kksblog : 2014年05月09日 23:59


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