●7割近くの子どもたちが変化を実感~「職業体験プログラム」参加者の5年後 (2014年04月21日)
フューチャー イノベーション フォーラム(略称:FIF)は、 2009年度に実施した職業体験プログラムに参加した子どもたちの5年後の成長を追跡調査しました。
FIFは2006年の発足から現在までに「職業体験」や「IT教室」など子どもたちを対象としたプログラムを計59回開催し、 のべ1,847名の子どもたちを受け入れてきました。今回4回目となるこの調査は2011年にスタートし、 プログラムの体験が子どもたちにどのような影響を及ぼしているのかを調査することで、プログラムの向上を図っています。
今回の調査結果では、80%を超える子どもたちが5年を経過した現在でも職業体験のことを心に留めており、 約半数がイベントでの経験がその後の進路に対する考え方に影響したと回答。
また、「プログラムに参加して仕事に対する意識に変化はありましたか?」という質問に対しては、 70%近くの子どもたちが変化を感じているという結果に。
以下、実際にプログラムに参加した子どもたちの声があがっています。「それまでは働く意識が全然なくて遠いものだと思っていたが、この体験に参加したことによって、実際に仕事をすることができ、自分が働くようなイメージを持つことができた。」(株式会社魚栄商店 協力 「スーパーへGO! in 新潟」)
「宅配便を届ける仕事を体験できて働く側の目線を知ることができた。」「実際に配達をさせてもらってとても緊張したけど、最後にお礼を言われてうれしかった思い出がある。」(佐川急便株式会社 協力 「物流の最前線」)
「ふだん乗ることのないような船に乗って、入ることのない場所も見学させていただいたことは、すごくいい経験になりましたし、今でもたまに友人に自慢したりします。」「僕も地球環境に関わる仕事につきたいと思った。」(JX日鉱日石エネルギー株式会社 協力 「エネルギーの最前線」)
「普段見たことのない病院の裏側やエコー検査の実習を体験し、医療への関心がさらに深まった。」「医師という仕事は想像通りとても大変な仕事だと思いましたが、より強く医師になりたいと思い、勉強へのモチベーションが上がりました。」(聖マリアンナ医科大学 協力 「医療現場の最前線」)
実際に仕事を体験することによって、子どもたちが得るものは大きいようです。どんなに小さな経験も大切にしながら、日々を送っていきたいものです。
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投稿者 kksblog : 2014年04月21日 19:18