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教員養成担当の大学教員として求められる資質能力とは? (2014年04月16日)

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国立教育政策研究所が、国立大学教員養成系大学・学部において「優れた取組をしている大学教員」を対象として、「教員養成担当の大学教員」に求められる資質能力、成長の機会、望ましいFD(ファカルティー・ディベロップメント)等に関して調査を実施し、その報告書を公表しました。

国立大学教員養成系大学長・学部長より「優れた取組をしている大学教員」として推薦された人に対して、「教員養成担当の大学教員」として求められる資質能力やその成長に関して調査を実施しています。

調査では、まず「教員養成担当の大学教員」に求められる資質能力として23項目を挙げ、その必要度を質問。その結果、「とても必要である」という回答が6割を超える項目は、回答の割合が高い順に「教員養成担当者としての自覚」「授業のデザイン」「学生とのコミュニケーション」「学校現場での教育実践と関連づけた授業の実施」「授業やカリキュラムの改善」「学生同士が教え・学び合う仕組みづくり」「実践と理論の往還型のプログラムのデザイン」でした。

次に「優れた取組をしている大学教員」になる上で有益な機会として30項目を挙げ、その有益度を質問。その結果、「とても有益であった」との回答の割合が高い上位5項目は「現職教員との交流」、「自らの意思による試行と実践」、「学生の教育実習等の現場体験への参画」、「同僚との議論」、「卒業生である現職教員との交流」でした。

今後の望ましいFDプログラムについては、「教員養成担当の大学教員としての自覚を高め、教員養成における立ち位置を理解するプログラム」など、「教員養成担当の大学教員」に求められる資質能力に着目したプログラムが有効となる可能性が示唆されています。全体として、教員養成担当の大学教員間や、教員と学生、教育委員会、学校等の協働を促進するプログラム、あるいは、プログラム自体が多様な教職員が学び合う協働のプロセスとなるべきであるという主張が多いようです。適切な育成プログラムの開発研究により、教員養成の改善が期待されますね。




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投稿者 kksblog : 2014年04月16日 18:46


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