●日本教育工学会が情報モラル教育をテーマとしたシンポジウムを開催 (2014年04月15日)
日本教育工学会では、毎年6月にシンポジウムを開催しています。これは学会員以外にも幅広く参加を募り、現代的な課題をテーマに取り上げています。今年のテーマは「スマホとSNS時代における情報モラル教育について〜ネットいじめ、ネット依存、ネット炎上等に教育工学会はどう対応するか〜」です。
スマートフォンやタブレットが普及したことにより、インターネットはより多くの人、より幅広い年代に身近な存在となりました。場所や時間を選ばずインターネットの便利さ、面白さを享受できることになった反面、トラブルに直面することも増えています。特にSNSと言われる情報発信やコミュニケーションツールの普及により、小中高大学生にさまざまな問題が生じています。こうしたネットモラルの問題に、教育工学会はどう対応するのか、パネルディスカッションの形で討議していきます。
日時は2014年6月21日(土)14時〜16時、会場は東京工業大学大岡山キャンパスです。参加費は500円、事前の申込は不要で、当日会場での受け付けになります。4人のパネリストは、それぞれ学校教育、生徒指導の視点、社会学的な視点、法情報学の視点、ネット炎上の取材的視点と異なる視点からテーマをとらえ、教育工学会会長の山西潤一氏が指定討論者としてこれに加わります。
地域のPTA活動や内閣府、総務省、文部科学省など、色々な方面からネットモラルの啓発事業が取り組まれている中、ICT関連の学会として教育工学会が情報モラル教育をテーマとしたシンポジウムに取り組むのは意義深いことでしょう。学校教員、保護者、教育委員会関係者、通信事業者、アプリ開発関係者など、この課題に幅広く関係する人への参加を呼びかけています。
学会のシンポジウムなんて難しそう、という印象があるかもしれませんが、テーマは今や子どもたちにとって身近な問題です。ネットやSNSを怖がって否定するのではなく、知ることで上手な付き合い方を見つけられるはず。まずは大人が学んでみませんか。
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投稿者 kksblog : 2014年04月15日 11:41