« 日本の問題解決能力は向上している 2012年PISAの結果を公表 | トップページへ | ACCESSと東京書籍が協業して「ICT教育サービス向けオンラインプラットフォーム」を開発 »

教育出版が、ACCESS の「PUBLUS Reader for Education」を採用 (2014年04月08日)

教育出版株式会社(以下、教育出版)は、「一人一台の情報端末を用いた学習環境のためのデジタル教材用ビューア」として、株式会社 ACCESS(以下、ACCESS)の、電子書籍の国際規格の最新版 EPUB3 に準拠した教材向け電子書籍ビューア「PUBLUS® Reader for Education」Windows 版を採用したと発表した。

教育出版では、教育現場の多様化するニーズに対応し、より豊かな学習活動を丁寧に支援していけるよう、教科書とデジタル教材についての実証研究を進め、ノウハウを蓄積。この知見を、ACCESS とともに一人一台の情報端末を用いた学習環境づくりへ広げ、先生方がより教えやすく、子どもがより学びやすいデジタル教材を届ける考えだ。

今春には、「PUBLUS Reader for Education」を用いたデジタル教材のサンプル版を各自治体などに向けて提供する予定。また、2014 年 5 月に開催される第 5 回教育 IT ソリューション EXPOにおいて、「PUBLUS Reader for Education」と教育出版コンテンツの組み合わせによる模擬授業を、大日本印刷株式会社の出展ブースにて行う予定。

ACCESS の「PUBLUS Reader for Education」Windows 版の、EPUB 準拠により実現される汎用性、デジタル教材に求められる高い表現力(縦書き、数式、漢文、画像回り込み等)、標準機能であるフリーハンドや任意図形を用いてメモを残す機能、音声・動画の再生機能、HTML5 を用いた動的コンテンツの表示機能、Flash コンテンツ再生機能、ACCESS が EPUB でのアクセシビリティ向上に積極的に取り組んでいることなどを評価。デジタル教材用ビューアの採用に至った。

ACCESSは、EPUB標準化団体であるIDPFの「Readiumプロジェクト」に「PUBLUS Reader」のエンジンを提供し、EPUB の普及に貢献してきた実績があり、現在も「Readium ファウンデーション」に加盟し、SDK 技術の機能強化と普及を推進してる。

今後、教育出版は、ACCESS のご協力の下、学校において本ビューアを用いた実証研究を行い、授業での使いやすさを検証していく。
この実証研究では、富山大学の高橋 純准教授をはじめとする有識者がアドバイス。デジタル教材と学校図書館や公共図書館との連携を追究し、調べ学習の場面などに活用することで、子ども同士が教え合い学び合う協働学習の実現に向けた機能強化を推進していく予定。

今春、サンプル版として提供を開始する Windows 版に加えて、マルチプラットフォーム展開も進めていく予定。

【ビューア】(開発中)
kyouiku.jpg

■複数のデジタル教材をまとめて置くための書棚画面があり、教材紙面のレイアウトを EPUB で忠実に表現することができる。

■デジタル教材上に自由にメモを残すことができ、Flash コンテンツも再生することができる。

視覚教材ページ上の内容の小まとまりごとに切り出したスライド画面を表示できる。
■音声、動画、HTML5 を用いた動的コンテンツを表示することができる。

株式会社 ACCESS  
教育出版株式会社

※ACCESS、ACCESS ロゴ、PUBLUS は、日本国、米国、およびその他の国における株式会社 ACCESS の登録商標または商標です。
※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。





ACCESS 取締役 兼 最高技術責任者(CTO) 石黒 邦弘氏

「『PUBLUS Reader for Education』は、今後も教育出版様をはじめとする教科書出版社様のご意見を取り入れながら、段階的に機能を充実させていきます。今回ご採用いただいた Windows 版だけでなく、iOS 版、Android 版といったマルチ OS 展開についても積極的に推進していく予定です」
教育出版 取締役 常務執行役員 事業開発局の吉田 利明局長
「教育出版では、特別な支援を必要とする子どもを含めたすべての子どもに教科書の内容を届けることを、教科書づくりのテーマの一つに掲げています。一人一台の情報端末を用いるデジタル教材は、そのための可能性をさらに広げる媒体の一つだと考えます。 ACCESS は、電子書籍の国際規格である EPUB に精通し、優れた教育用 EPUB ビューアを開発し
ています。子どもにとっての使いやすさを第一に、UI デザインの標準化を進めていくことも表明されており、教育出版もこれに賛同しています。ACCESS のビューアを用いたデジタル教材によって、教えやすく学びやすい学習環境の提供に貢献してまいります」

PUBLUS
「PUBLUS」は EPUB 3 準拠のビューア「PUBLUS Reader」や、コンテンツ配信システム(書籍、壁紙、音声・動画)、売上管理システムなど、クライアントからサーバシステムまでを包括的にサポートする電子出版ソリューション。
教育出版のデジタル教科書に関する取り組みの詳細



« 日本の問題解決能力は向上している 2012年PISAの結果を公表 | トップページへ ACCESSと東京書籍が協業して「ICT教育サービス向けオンラインプラットフォーム」を開発 »

最新記事一覧

投稿者 kksblog : 2014年04月08日 10:48


コメント
ブログ内検索
昔の記事を読む
メルマガ・RSSで読む
毎週木曜日、1週間分のニュースをまとめてお送りします(無料)。
<サンプルはこちら>

【購読はこちら】
ネタを提供する
教育に関するネタ大歓迎。お気軽にどうぞ!!



KKSブログ for mobile
mobileaccess.gif

最新15記事をご覧いただけます。


KKS Web News 教育家庭新聞(C) KKS ブログトップ