●小学生の身の回りのヒヤリ・ハット調査から事故防止ガイドを作成 (2014年03月26日)
東京都が、小学生の身の回りの製品に関連して起きたヒヤリ・ハット経験を調査しました。
日常生活における「ヒヤリ・ハット」を掘り起こすためのアンケート調査で、その結果と事故防止のポイントをまとめた『小学生の身の回りの事故防止ガイド』を作成しました。
「ヒヤリ・ハット」とは、実際にけがや病気にはならなかったが、ヒヤリとしたりハッとしたこと。調査では、小学生の保護者3,000人から、身の回りの製品に関して約7,000件の事例を収集。ケガの経験は29%、ヒヤリ経験は24%、経験はないが危ないと感じたのは17%、経験なしは30%でした。
小学生が経験しているヒヤリ・ハットとしては、かさがぶつかった、パーカーのフードが引っかかった、水筒で胸を打ったといった身につけるヒヤリから、サンダルばきでの自転車走行、キックスケーターでの転落、高いところからの落下による骨折など外でのヒヤリ、椅子がこわれて転倒、ガスコンロやIHクッキングヒータ―によるやけどといった家の中でのヒヤリがあるようです。
事故防止ガイドでは、小学生が自分で学べるように身の回りで起きる事故を防止するためのポイントを分かりやすくまとめています。たとえば、「電子レンジでたまごが爆発」「エスカレーターに算段るがまきこまれた」「ハンドルにかけていたかさが自転車の車軸にはさまった」といった身の回りにある危険を紹介しています。また、電気製品や家具などの「ちょっと変だな?」に気をつけること、自分を守るための記号に注目すること、製品の危険情報を知ることなど、身の回りにひそむ危険から身を守ることを提起。そして、事故が起きてしまったときの対応についても解説しています。
小学生に身近な商品でも事故は発生。また、製品の禁止事項や注意事項が守られないことで事故につながることもあります。危険を避けるための知識を子どもたちにきちんと教育することは大切ですね。
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投稿者 kksblog : 2014年03月26日 21:32