●官民連携による土曜日の豊かな教育環境の実現に向けて~文部科学 (2014年03月25日)
文部科学省では、「今後の放課後等の教育支援の在り方に関するワーキンググループ」を設置し審議を行っています。このたび、「土曜日の豊かな教育環境の実現に向けて」の中間取りまとめが公表されました。
少子高齢化の進展、グローバル化、科学技術の進歩、地域間格差・経済的格差の進行という社会動向、核家族化、一人親世帯、共働き世帯の増加、地域のつながりの希薄化、学校の小規模化、不登校児童生徒や特別な支援が必要な児童生徒の増加等といった教育環境をめぐる現状から、変化の激しい社会を生き抜くために必要な力の育成に向け、社会総掛かりで土曜日等の豊かな教育環境の実現を目指すことが必要とされています。放課後や土曜日は、子どもと関わる人材の多様性や学習集団、学習時間、実施場所等の多様性・柔軟性を生かした創意工夫に富んだ教育活動の実践が求められます。
地域の多様な人材等の参画による土曜日の豊かな教育環境の実現に向けた新たな方策としては、まず、多様な主体が土曜日の教育活動に参画する仕組みづくりです。土曜日は、日頃参加が難しい現役の社会人も含め、地域人材や保護者、企業、NPO、民間教育事業者、大学生等の多様な人材の参画が可能です。そこで、実社会の経験も踏まえたプログラムの展開に向け、多様な人材が教育活動に参画する仕組みづくりを推進します。
次に、地域・企業・大学等をつなぐコーディネート機能の充実です。多様な主体をつなぐコーディネーターが必要なことから、コーディネーターの研修の機会やネットワーク組織等の充実が期待されます。例えば、地域連携を担当する教員の配置や、学校や地域の関係者、企業、企業の退職者組織、NPO等多様な関係者が学び合う研修の機会の充実です。
そして、「地域や企業等の協力を得て、「土曜日ならでは」の生きた学習プログラムの展開します。社会で役立つ経験をするプログラム、学校教育だけでは教えることが難しい実社会の経験を踏まえたプログラム、地域の目標を踏まえ「ふるさと教育」や「学力向上」などの地域の特性や課題に応じたプログラムなどが期待されます。
土曜日の教育活動が、官民連携により、子どもたちの生きる力の育成につながるといですね。
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投稿者 kksblog : 2014年03月25日 14:32