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「思考し、表現する力」を高める実践モデルプログラムを作成~千葉県 (2014年03月19日)

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千葉県教育委員会は、県独自の学力状況調査を行っており、その結果から、児童生徒に「思考し、表現する力」に課題があることがわかっています。この課題を解決するために、平成20年度「思考し、表現する力」を高める実践モデルプログラムを作成。このたび、そのプログラムに指導事例を追加しました。

思考力や表現力については、具体的に4つの課題が明らかになっています。「問題解決のための気づきや、日常生活体験の中での気づき」「複数の条件を組み合わせ、統合化して見通し判断すること」「導き出した結果が、条件を満たしているかどうかを振り返ること」「得られた結果を他に活用したり、他の人が理解できるように表現したりすること」です。そして、その課題解決のための授業づくりとしては、「筋道立てて考える学習活動を行うこと」「意図的に表現する場面を取り入れること」「集団の力をいかすこと」「すべての教科・領域で取り組むこと」が視点となります。

実践モデルプログラムは、「見出す」「調べる」「深める」「まとめあげる」の4つの学習プロセスから構成されます。この一連の学習プロセスを通して児童生徒の思考力・判断力・表現力等が高まるとしています。しかし、すべてのプロセスを時間をかけて行う必要はなく、大切なのは4段階の学習プロセスを踏むことです。教員が授業を計画し、実践するにあたり、今この時間が学習プロセスのどこにあたり、何を高めようとしているかを明確にすることが大切です。

今回追加された指導事例は、1年国語「はたらくじどうしゃ」、2年国語「成長ブックを作ろう」、4年算数「垂直・平行と四角形」、6年算数「立体の体積」など。子どもたちの思考し、表現する力の向上につながるといいですね。


「思考し、表現する力」を高める実践モデルプログラム | 千葉県教育委員会



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投稿者 kksblog : 2014年03月19日 16:51


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