●上智大学と日本赤十字社が若者のボランティア参加を推進する共同宣言に調印 (2014年03月21日)
日本赤十字社と上智大学は、若者のボランティア参加を協力して進めていく共同宣言「ボランティア・パートナーシップ・アグリーメント」に調印しました。日赤はボランティア活動の情報を上智大学に提供し、上智大学は学生や教職員へのボランティア参加を呼びかけます。
調印式は2014年3月19日に日本赤十字社で行われ、上智大学の滝澤正学長は、「宣言は、本学のボランティア活動の充実・発展に大きく寄与するもの。ともに行動することで、これからの日本、世界を担う若者を育てていきたい」と決意表明しました。日赤の近衛忠煇社長は「ボランティア精神に基づく人道活動という原点に立ち返ることが大切。そのためには若い人の意見や考えを積極的に取り入れていく仕組みが必要で、上智大学との協定は心強い」とパートナーしぷへの期待を寄せました。
上智大学は昨年創立100周年を迎えました。キリスト教ヒューマニズムに基づき、"Men and Women for Others, with Others(他者のために、他者とともに)"を教育精神に掲げ、自分自身の利益のためだけでなく、地球的な視野に立って、貧困や飢餓、環境、差別などの社会問題に積極的に貢献する人材の育成を目指しています。
一方の赤十字も、その前身である「5人委員会」が設立されてから150年が経過しています。今回の共同宣言は両社の周年を記念したものです。両機関に共通するのは、今日国内外の様々な人道的課題に取り組むためには、ボランティアの力が不可欠であり、特に若者の力が求められているという認識です。
日本赤十字が大学と結ぶ協定としては、平成25年4月に調印された明治学院大学との共同宣言に続くものです。今後の具体的な取組としては、上智大学が取り組むボランティア活動への青年赤十字奉仕団の参加や協力、災害発生時の協力体制の構築などについても検討していく予定です。
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投稿者 kksblog : 2014年03月21日 09:35