●社会で自立して生きる若者を育てるためのキャリア教育の推進~千葉県 (2014年03月18日)
千葉県教育委員会が、高校生及び保護者向けの家庭用キャリア教育啓発リーフレットを作成し、県内の公立高等学校、特別支援学校(高等部)に在籍する生徒の保護者に配付しました。
キャリア教育の重要性を保護者に理解してもらうとともに、キャリア教育の視点に立った、各家庭でできる生徒への接し方などについて啓発することを目的としています。
「キャリア教育」とは、一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育のことです。
社会の変化が急速に進む中、若者の完全失業率や非正規雇用率が高いこと、若年無業者や早期離職者が多いことなど、社会全体の課題となっています。このような社会全体の課題に対応していくためには、家庭・学校・地域が一体となってキャリア教育を推進し、子どもたちが、勤労観、職業観を自ら確立するとともに、社会で自立し、仕事を通じて社会に貢献することができるようにしていくことが必要とされます。
学校では、発達の段階に応じた就業体験など、社会的・職業的な自立に必要な基盤となる能力や態度を高めるキャリア教育に取り組んでいます。学校外の取組としては、千葉県教育委員会では、各学校でのキャリア教育を支援するとともに、家庭や地域と連携したキャリア教育を実施しています。
家庭に求めることとしては、睡眠や食事、運動などの規則正しい生活習慣、家族の一員としてのふさわしい役割分担、マナーとコミュニケーション能力を身に付けることといったことが挙げられています。
地域との一体化としては、「ちば家庭・学校・地域応援企業等登録制度」を採用。職場見学会や就業体験学習の実施や、企業の施設や技術力などを活かした講座が開催されています。
子どもたちが将来の生き方について真剣に考え、それに必要な情報を取捨選択し、判断できるようなキャリア教育の充実が求められています。社会全体で支援していけるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2014年03月18日 18:15