●青少年がネットトラブルから身を守るための大切なこと 東京都がチラシ作成 (2014年03月10日)
東京都の青少年・治安対策本部では、青少年が携帯電話・スマートフォンを利用する上での危険生と留意事項をまとめたチラシを作成しました。警察庁の携帯電話・スマートフォンに関する犯罪件数のデータなどを元に作成されたもので、携帯電話販売店などに置いて広く携帯電話・スマートフォンの安全対策について啓発します。
このチラシでは、大きく2つの点について呼びかけています。まずは「有害情報から子どもを守るため、必ずフィルタリングを利用しましょう」ということ、次に「『家庭のルール』を作りましょう」ということです。これらの対策は、インターネットの不適切な利用、それに伴う青少年の売春、犯罪の被害、いじめ等の様々な問題を防止する効果があることを呼びかけています。
フィルタリングについて、特にスマートフォンにおいては、携帯電話回線と無線LAN回線の両方でフィルタリングを利用することが必要であること、SNSアプリについての注意が書かれています。LINE(ライン)などのSNSアプリでは、特に中高生の間で様々なトラブル事例が報道されています。本当にそのアプリが必要なのか、検討することが大切です。また「SNSを使うためにフィルタリングを解除してほしい」と言われた場合について、アプリはフィルタリングを利用していても利用できる方法があるため、フィルタリングの解除はしないよう注意しています。
「家庭のルール」については、携帯電話購入時に子どもとよく話し合って作ること、そして日頃からのコミュニケーションを通じて子どもの利用状況を把握すること、としています。またチラシの裏面には「わが家のルール」を作るための欄が設けられており、ルール作りのポイント、具体例も掲載されています。
警察庁の発表によると、インターネットの交流サイトに起因して、全国で半年間に600人弱の子どもが犯罪の被害にあっているということです。さらに、被害にあった子どものうちの95%が携帯電話・スマートフォンのフィルタリングを利用していなかった、というデータがあります。好きなこと、楽しいこと、新しいことをたくさん知りたい子どもたちにとって、フィルタリングは厄介なものでしょう。それでも「身を守るもの」ということをきちんと伝えて、しかるべき年齢になるまではルールを守ることを徹底させたいですね。
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投稿者 kksblog : 2014年03月10日 15:05