●無料で使える、学校教材活用のノウハウを凝縮したミニ研修用パッケージ (2014年03月07日)
宿題や授業の振り返り、まとめとして漢字ドリル、計算ドリル、ワークテストなどの学校教材は、学校現場において毎日活用されています。しかしこれらは各々の教師が独自のスタイルで指導していることが多く、一般化された「効果的な指導法」というものはない、というのが実情です。
学校教材活用指導法研究会では、小学校向けに「学校教材の使い方 ミニ研修パッケージ」を制作し、1校に1セット、無料で提供しています。このパッケージは学校教材を比較・分析し、授業や宿題で活用する際のノウハウを整理した、教員研修に活用できる資料集です。
このパッケージには、漢字・計算ドリル、家庭学習などといった項目について、学校で行える10〜15分程度のミニ研修を行うのに役立つ資料が入っています。大体1グループ2〜4人を対象としたミニ研修を行うための、研修の流れ、講師用トークといった講師向けの資料、受講者が使う資料が入っています。
学校に若手教員が増え、ベテラン教員の教授方法を伝授しようという体制で若手教員の指導が行われています。若手教員からの「もっとベテラン先生の日々の指導を知りたい」という声や、若手以外からの「学校教材を活用した新出漢字の指導、ワークテストのやり直しのさせ方、宿題の提出のさせ方など、どのように指導しているのか知りたい」といった声に応えるためにとまとめられました。
使用するには、学校教材活用指導法研究会のホームページにある、ミニ研修用パッケージの紹介ページから申込フォームで申し込むことができます。紙の資料だけでなく、模擬授業の動画やデジタル教材を収録したDVD-ROMも付属しています。
先生は、教壇に立ってしまえば若手もベテランも関係ない、それだけに不安を感じることも多いでしょうね。これを活用した研修を行うことで、資料に書かれているノウハウだけでなく、現場にあるノウハウの共有もでき、不安の解消だけでなく指導力の底上げも図れるのではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2014年03月07日 11:36