●放射線副読本見直し版完成 26年度より配布 (2014年03月04日)
文部科学省は、放射線副読本の見直しをしてきており、この度その冊子が完成し公表しました。今回できあがった副読本は、これまでの小学生用、中学生用、高校生用と2部門に分かれていましたが、中高校生をまとめて次の2種類です。
•「小学生のための放射線副読本 ~放射線について学ぼう~」
•「中学生・高校生のための放射線副読本 ~放射線について考えよう~」
この冊子は、平成26年度から使用できるよう、配布を希望した全国の小・中・高等学校、特別支援学校等に配布するということです。
今回できあがった副読本では、第1章を「原子力発電所の事故」として事故の内容と福島を中心とした住民のうけた被害について言及。除染作業、避難勧告、風評被害などより具体的に被害地域の実態に迫った内容と、地域で頑張っている学生らの活動などを掲載されています。
第2章では「放射線について知ろう」で身の回りにある放射線についてや、体への影響について、万一の事故から身を守るための方法などが記載されています。
東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故により、放射線や放射性物質などに対する関心が高まっているなか、国民一人一人が放射線等についての理解を深めることが社会生活上重要であり、小学校・中学校・高等学校における放射線等に関する指導の一助とするために、平成23年10月に発行されたものの改訂版です。
東日本大震災では多くの方が被害にあわれ、間もなく3年が過ぎようとする今も苦しんでいる方がたくさんいらっしゃいます。自宅に戻れず生活再建の目途が立たない方もおいでになります。せめて現状を正しく知り、最低でも風評被害を防ぐことは大至急の課題ではないでしょうか?
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投稿者 kksblog : 2014年03月04日 22:38