●道徳教育の抜本的改善・充実に係る支援事業の公募 文部科学省 (2014年02月05日)
文部科学省では、平成26年度における道徳教育の抜本的改善・充実に係る支援事業の公募を行っています。公募の内容は、(1)地域に根ざした創意工夫ある道徳教育の取組、(2)「道徳教育パワーアップ研究協議会」の開催です。これらの内容について公募を行い、選定された対象に予算の範囲内での支援が行われます。
公募対象となるのは、(1)については都道府県教育委員会、指定都市教育委員会、中核市教育委員会、学校法人、付属学校を置く国立大学法人です。(2)については、各教育委員会が対象となります。事業規模は上限総額8億円程度、採択件数は予算の範囲内において70件程度を採択予定です。希望する教育委員会、法人は企画提案書、資料等を作成し、平成26年2月20日(木)18時までに提出する必要があります。
地域に根差した創意工夫ある道徳教育の取り組みについて、具体的な取組内容は以下のとおりとなっております。
1.道徳教育に係る外部講師派遣
2.道徳教育に係る保護者・地域との連携
3.教育委員会等による道徳教育用教材の作成・印刷・配布
4.その他、地域の実態や課題に応じた特色ある道徳教育の取組
「道徳教育パワーアップ研究協議会」とは、道徳教育の抜本的改善・充実に関して文部科学省から公表する方針等を学校の管理職、道徳教育推進教師等に終始するとともに、道徳に係る指導内容・方法等の改善のための協議等を行うために、平成27年1月から3月のいずれかの期日に開催するものです。
現在、道徳を「教科」とするかについての議論がなされています。教科にすることでより道徳教育が充実され、いじめ防止などにも大きな効果が期待できるなどの意見が出される一方で、これまでも充実は図られており、教科化はむしろ地域や学校、教員の工夫を狭めるものだとする意見もあります。今回の事業は道徳教育の現状の検証につながり、さらにこの議論が一歩進んだものになるのではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2014年02月05日 22:26