●「朝の読書」を中心とする学校時代の読書体験を調査~トーハン (2014年02月03日)
(株)トーハンが、「朝の読書」を中心とする学校時代の読書体験を問うアンケートを実施し、調査結果を公表しました。
「朝の読書」は、1988年に推進運動がスタートし、2013年に25周年を迎えました。実施校は27,800校を突破し、全国で970万人の小・中・高校生が朝の読書をしています。
アンケート調査は、小・中・高校時代に「朝の読書」を実施していたか、思い出に残っている本のタイトルや学校時代の読書体験の感想などの回答を得ています。回答から、755名の内250名が「朝の読書」を経験しており、半数以上が20代以下という結果に。若い世代ほど浸透していることがわかりました。
「朝の読書」を経験した学校については、経験者に占める割合が小学校68%、中学校56%、高校17%で、小・中学校で朝の読書を経験した人が多いことがわかりました。また、年代別実施率を見ると、10代では回答者の93%、20代では67%が「朝の読書」を経験しており、全国で「朝の読書」を実施する学校が急速に増えた2000年以降に学校生活を送った20代までの実施率が高くなっています。
思い出に残っている本は、学校図書館や学級文庫の蔵書と思われる国内外のロングセラー作品が最も多く、児童文学、古典名作に続いて各年代のベストセラーも登場。最も多くの人が答えたのが「ハリー・ポッター」シリーズで、「赤毛のアン」「シートン動物記」「シャーロック・ホームズ」など海外の名作を挙げる人が多い中、国内の作品では「かいけつゾロリ」「バッテリー」などの人気シリーズも複数の回答がありました。著者別では、夏目漱石、江戸川乱歩、星新一などの複数の作品に回答が寄せられ、幅広く読まれていることがわかりました。
「朝の読書」以外にも、読書推進に熱心な先生による読み聞かせや学級文庫の本を読む活動、「図書だより」の制作、「感想文大会」「読書マラソン」「読書貯金」などオリジナルの読書活動体験についての回答も。学校で取り組む読書活動が広がっていることがわかります。
「朝の読書」は、これまで実践する教師の交流活動から学力向上や生活面での落ち着きなどの効果が見られるそうです。毎日の読書時間が、子どもたちの心の豊かさを育むといいですね。
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投稿者 kksblog : 2014年02月03日 16:36