●東京書籍とＡＣＣEＳＳが電子教材用ビューアを特別支援向けに開発・提供 (2014年02月07日)
東京書籍は、特別支援を必要とする学習者に配慮した電子教材用ビューアとして、㈱ＡＣＣEＳＳの教材向け電子書籍ニューア「ＰＵＢＬＵＳⓇＲｅａｄｅｒ ｆｏｒ Ｅｄｕｃａｔｉｏｎ」を採用し、共同で研究を進めると発表した。
「ＰＵＢＬＵＳⓇＲｅａｄｅｒ ｆｏｒ Ｅｄｕｃａｔｉｏｎ」は、国際標準とされているＥＰＵBに準拠するとともに、電子教材向けビューアとしての高い表現力を両立するとして採用。教育向けの複雑な表現（縦書き、数式、漢文、画像回り込み等）に対応しており、ＥＰＵＢ３の形式で作成された電子出版物の表示形式を、読者の特性に合わせて調整できる幅を格段に広げるという。
東京書籍では、弱視や色弱、読み障へきを抱えた学生、日本語読みに不慣れな海外帰国子女や外国人留学生にも読みやすい表示機能（総ルビ分かち書き表示など）を拡張したビューアの開発・提供を進めていき、フォントの種類や文字サイズ、行間を変更する機能のほか、重度の弱視者にも対応できるようにする。
【主な特長】
▼教材紙面の固定レイアウト表示、アクセシビリティを高めたリフロー表示の双方が可能▼文字サイズ、書体、行間を自由に切り替えることができる▼白黒反転のほか、文字色と背景色を任意に指定できる。明るさ調整もできる▼フリーハンドや任意図形を用いてメモを残すことができる。色も選択できる▼音声・動画再生・ＨＴＭＬ５を用いた動画コンテンツ表示ができる
今春には本ビューアを用いたデジタル教材の見本を各自治体などに向けて配布する。本ビューワ実用化に向け、専門家のアドバイスも受けながら全国の特別支援学校と実証研究も予定。
さらに、特別な支援を必要とする学習者だけではなく、より多くの学習者に向けた学習環境の提供に向けて積極的にフィードバックしていく。ビューワは、Ｗｉｎｄｏｗｓ版を皮切りに、マルチプラットフォーム展開も進める考えだ。
EPUB3対応電子書籍ソリューション「PUBLUS™」
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投稿者 kksblog : 2014年02月07日 11:28
