●教科書採択の改善に関しての意見をとりまとめ公表~文部科学省 (2014年01月14日)
文部科学省が、「教科書採択の改善について(意見のまとめ)」を公表しました。
昨年11月、文部科学大臣は、今後の教科書改革に向けた総合的な政策パッケージとして「教科書改革実行プラン」を発表。それを受け、教科書採択の改善に関して中央教育審議会初等中等教育分科会において審議が行われ、「教科書採択の改善について(意見のまとめ)」がとりまとめられました。
「教科書改革実行プラン」では、教科書については、バランス良く記載され、採択権者が責任を持って選んだ教科書で子どもたちが学ぶことができるよう、教科書の編集・検定・採択の各段階において必要な措置を講ずるとともに、各手続を積極的に公表していくことによって、より国民全体の理解を得られるような制作を目指します。そのため、教科書検定基準等の改正、検定手続の透明化、教科書採択の改善を実行します。
初等中等教育分科会としては、この「教科書改革実行プラン」について、共同採択地区内で教科書が一本化できず、教科書の無償給付ができない事態の発生を防止し、地域の実情に沿った採択地区設定を可能とし、各採択権者による責任ある採択を促進するといったことに資するものと受け止め、それぞれの事項を具体化することや実施上の留意点をまとめるなどの観点から審議を行いました。
その結果、共同採択に係る協議ルールの明確化を図るための制度の整備を図ること、採択地区の設定単位の柔軟化の実現、採択結果・理由等の公表といった意見がとりまとめられました。
なお、今後の課題としては、共同採択制度そのものの在り方についての検討、教科書のデジタル化や多様な学びに対応するための教科書の多様性の向上など、さまざまな課題があります。教科書制度の在り方については、今後も引き続き議論を深めていく必要があります。
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投稿者 kksblog : 2014年01月14日 11:20