●親が考える、子どもに就職してほしい企業 グローバル企業に人気 (2013年12月26日)
日経HRは、転職情報サイト「日経キャリアNET」の会員を対象に、子どもが就職活動をするとしたら、どんな企業に入社してほしいか、というアンケート調査を行いました。回答に具体的な企業名が挙げられるアンケートで、世界にも広く名を知られている大企業の名前が並んでいます。それを裏付けるように、親がその企業を選んだ理由に「グローバルな事業展開」が挙げられています。
男女別に入社してほしい企業のトップ3を見てみると、息子に入社してほしい企業は1位トヨタ自動車、2位三菱商事、3位がグーグルでした。娘に入社してほしい企業は1位全日本空輸、2位地方公務員、3位グーグルとなっています。2010年に同じ調査を行っていますが、前回から大きく順位を上げているのは外資系企業が多く、一方で景気の上向き傾向からか、特に息子の方で公務員の順位が下がっています。
その企業を選んだ理由で多かったものは「グローバルな事業展開」、「仕事を通して成長できる」、「知名度・ブランド力がある」、「安定性がある」などでした。これらの理由は息子・娘共に理由の上位に挙がっていますが、息子の1位は「グローバルな事業展開」、娘の1位は「仕事を通して成長できる」など、順位は子どもの性別で違いがみられます。息子には企業の規模や持っている力、娘には子ども自身が得られるものについての希望を求めているように見られます。
理由の中で男女に大きく差があったのは「グローバルな事業展開」と「福利厚生が充実している」でした。「グローバルな事業展開」は娘についても多かったのですが、息子については全体のおよそ半数が回答しています。息子には世界を舞台に活躍してほしい、という願いを持っている親が多いのでしょう。「福利厚生が充実」は全体としては下位ですが、息子に対して娘での回答が多くなっています。女性の仕事は結婚・出産・育児などライフイベントに影響されがちですが、続けたいと望む仕事をあきらめないでいられるように、という願いが込められているのでしょう。
アンケートではこの他、海外勤務を希望したときに賛成するか・反対するか、内定先企業がブラック企業という噂を聞いたらどうするか、といった質問がありました。成長した息子・娘に自立して輝いてほしい、という願いも持ちつつ、やはり大人になっても心配したい、という親の心が調査結果から見て取れるようです。これから就職を考える学生のみなさんにも、一読してみてはいかがでしょう。
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投稿者 kksblog : 2013年12月26日 08:00