●高校生たちによる伝統文化の祭典 第2回全国高校生伝統文化フェスティバル (2013年12月02日)
京都府および京都府高等学校芸術文化連盟は、「第2回全国高校生伝統文化フェスティバル」を開催します。今日まで伝えられてきた、さまざまな日本の伝統文化に勤しむ全国トップレベルの高校生と、京都府内の高校生が切磋琢磨する文化フェスティバルです。
日時は平成25年12月15日(日)12時から17時、京都市左京区にある京都コンサートホールを会場に行われます。当日はフェスティバルと同時に「第30回京都府高等学校総合文化祭優秀校発表会」も開催され、専門部ごとに選抜された優秀校・優秀者の表彰に加え、特別賞などを授与すると共に、優秀校・優秀者による発表を行います。
フェスティバルのプログラムには、「郷土芸能部門」「日本音楽部門」「吟詠剣詩舞部門」があり、それぞれに全国トップレベルの招待校と、京都府内で活動している京都府優秀校が参加します。また「伝統芸能へのチャレンジ」として、和歌や能・狂言に取り組む学校、「郷土芸能へのチャレンジ」として、各地の伝統芸能に取り組む学校が参加し、研究・練習の成果を披露します。
郷土芸能にはその地域に伝わる舞や囃子、和太鼓など、日本音楽は雅楽、箏曲などが披露されます。もう一つの「吟詠剣詩舞」は、吟詠(詩吟)、剣舞、詩舞を一つの分野としたものです。「詩吟」は漢詩や和歌などに節をつけて歌うもの、「剣舞」「詩舞」は吟詠に合わせ、詩の内容を舞で表現するものです。剣舞は文字通り剣(日本刀)を用いて舞い、詩舞は剣舞から派生した、刀の代わりに主に扇を用いて舞います。
さらに今年度は東日本大震災の被災地・福島県との交流もあります。福島県の高校の美術作品展示、そして農業・商業・漁業などの職業学科の生徒が交流し、共同開発した加工品、菓子などが販売されます。また、茶道専門部設置都道府県の代表生徒による、お茶のおもてなしもあります。
東京オリンピック招致活動での「おもてなし」が話題となりましたが、私たちは「日本」「日本らしさ」を求めて訪れる海外の人たちに、何を伝えることができるでしょうか?伝えられてきた芸能を学び、自らを磨いてきた高校生たちの姿を観に、ぜひ足をはこんでみてはいかがでしょう。
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投稿者 kksblog : 2013年12月02日 11:01