●「ICT教育環境整備ハンドブック」最新版がダウンロード可能に (2013年12月02日)
一般社団法人 日本教育工学振興会(以下、JAPET)のホームページ上から、「先生と教育行政のためのICT教育環境整備ハンドブック」2013-2014年版がダウンロード可能となりました。
「ICT教育環境整備ハンドブック」は、毎年JAPETが出しているもので、学校で活躍するICTの紹介やどんなICT環境を整備すればよいのかなど「学校のICT教育環境整備」計画に役立つ情報が記載されています。
このハンドブックは、第1章 授業でのICT活用のための環境整備、第2章 校務でのICT活用のための環境整備、第3章 ICT環境整備の目標と現状、第4章 ICT活用を支えるもの、第5章 ICT環境整備のための予算 第6章 ICT環境整備にレンタル/リースの活用を とに分かれています。
「授業でのICT活用のための環境整備」では、どのような場面でICTが活用されているのか、また、そのためにはどのような環境を整備したらよいのかを考えます。続いて第2章の「校務でのICT活用のための環境整備」では、教員の校務の負担が高まる中、校務のためにどのようなICT環境が必要なのかを考えます。
第3章「ICT環境整備の目標と現状」では、5年間の計画期間中の ICT 環境整備目標と照らし合わせながら、平成25年9月に公表された「学校における教育の情報化の実態に関する調査結果」の主な項目の調査結果を紹介。
第4章の「ICT活用を支えるもの」では、ICT活用の障壁を取り除く取組みの代表的なものとして、「ICT活用・環境整備の支援体制整備」「教員のICT活用指導力の向上」「ICT活用の安全保持」について取り上げています。
第5章「 ICT環境整備のための予算」では、地方交付税の基礎知識にはじまり、「教育の情報化対策」で整備可能な内容や、それぞれの立場でどのような働きかけができるのか、また、機器導入までの流れなどを紹介。第6章では、レンタルリースのメリットなどについての記載があります。
同ハンドブックは、取材記事も充実しており、“ICTを活用したわかりやすい授業の実現”を目的に、区の研究モデル校に選定された東京都葛飾区立上平井小学校(石川廣校長)の取り組みの様子が紹介されています。同校は、平成25年4月から全教室に書画カメラ(実物投影機)を設置。誰もが簡単に使えるICTで、わかる授業の実現を目指しています。
このほか、平成21年度に校務支援システムの機種選定とネットワーク構築が行われ、翌22年度から本稼働に入った東京都墨田区の教育委員会、積極的かつ継続的にICT活用を深化・発展させている和歌山市教育研究所の取り組みも記事として読むことができます。
ICT活用に興味のある教職員、そして各校の保護者への認知等に幅広く活用してみてはいかがでしょうか。
« 高校生たちによる伝統文化の祭典 第2回全国高校生伝統文化フェスティバル | トップページへ ICT授業支援ツール「サイバー先生2.0」がAndroid、iOS、Windows8に対応 »
最新記事一覧
- 学研教育出版、11月20日(木)に大阪で学力向上セミナーを開催(2014年11月07日)
- 「Yahoo!あんしんねっと」が、すべてのAndoroidスマートデバイス向けに提供開始
- 動画対応アクセスポイントを開発、15年春から発売開始(2014年11月06日)
- 小学校の外国語活動、高学年の実施時間数は増加、課題は教員の指導力(2014年11月05日)
- 各地域での取組を紹介「インターネットリテラシー・マナー等向上事例集」公表
- 名古屋文化の祭典「やっとかめ文化祭~芸どころ・旅どころ・なごや~」11月24日まで開催中(2014年11月04日)
- 子どもの「貧困ギャップ」は08年から12年にかけて増加~ユニセフ報告書
- 採点の負担解消「手書き採点リンク」Ver.5.0無償アップグレード開始
- 『公立学校施設における津波対策状況調査』を実施~文部科学省
- 「第2回 科学の甲子園ジュニア全国大会」の出場チームが決定しました(2014年10月31日)
- 国内にて過去最大規模のユネスコ会議を開催~文部科学省
- 誰でも使える!スキャナ付き3Dプリンタ複合機「ダヴィンチ 1.0AiO」
- 教職員アンケートに見る学校別「動画教材の利活用実態」~ 8割が『動画教材を教育活用したい!』~導入ネックは「作成時間・コスト」で11%増
- 日本の大学の国際的な競争力向上のために 大学関係者を対象としたセミナー(2014年10月30日)
- 全国の事例を集めた「インターネットリテラシー・マナー等向上事例集」(2014年10月29日)
投稿者 kksblog : 2013年12月02日 17:59