●専用ペン・アプリとスマホで暗記学習!AnkiSnap(アンキスナップ) (2013年12月04日)
日本全体でのスマートフォン普及率はおよそ3~4割。スマホが大幅に普及した、と言われているものの、こうして数字にしてみるとそれほど普及率が高い、とは言えなさそうですね。しかしこれを高校生に限定してみると、総務省の調査では「高校1年生の84%がスマートフォンを所持」していたそうです。これはやはり、いわゆる大人世代に対して新しい機器に抵抗がない、ということなのでしょうか。
ぺんてる株式会社は、スマホ所持率の高い高校生のニーズに応えたアプリ「AnkiSnap(アンキスナップ)」アンドロイド版をリリースしました。試験の暗記対策として赤や緑などのチェック用マーカーで色をつけ、赤や緑のシートで色を付けた部分を隠しながら暗記する、いわゆる暗記シートをスマートフォン上で使う学習支援アプリです。
AnkiSnapを使うには、専用アプリと暗記用マーカー、そしてスマートフォンが必要です。アプリは無料、暗記用マーカーは500円(税別)で、マーカーは全国の文房具取扱店などで購入できます。使い方は通常の暗記用マーカーと同様、暗記したいところにマーカーで線をひきます。そのページやプリントをアプリで撮影すると、マーカーで線を引いた部分が隠された、暗記学習用のページができあがるのです。
線で隠された部分をタップすると線が消え、下の正解を見ることができます。使い慣れたカラーシートがいい、と思う人は、暗記シートの設定を「Green」または「Red」にすることで、それぞれの色のマスクシートが現れ、これを指でずらしながら操作し、学習することができます。
また、作ったページを編集することも可能です。「Edit(編集)」モードで「+」ボタンを押すと、紙面に四角を書き込めて、それが新しいマスクになります。逆に覚えた部分は、「-」ボタンを押して、消したいマスクをタップすると文字が現れます。
作成したシートはBluetoothを使って交換することもできます。友だち同士の情報交換もできて、お互いに励まし、助けあって勉強できそうですね。ゲームやSNSなど、勉強や生活の妨げになりそうなイメージの強かったスマートフォンですが、こうした役立つアプリを使うことで、自然と生活習慣もバランスのとれたものになっていくといいですね。
« 学校の理科の授業 教師と児童生徒の意識の食い違い是正に向けて | トップページへ 新製品インタラクティブ画像伝送機能を搭載した無線LANアクセスポイント、SX-ND-4350WANが発売開始されます »
最新記事一覧
- 学研教育出版、11月20日(木)に大阪で学力向上セミナーを開催(2014年11月07日)
- 「Yahoo!あんしんねっと」が、すべてのAndoroidスマートデバイス向けに提供開始
- 動画対応アクセスポイントを開発、15年春から発売開始(2014年11月06日)
- 小学校の外国語活動、高学年の実施時間数は増加、課題は教員の指導力(2014年11月05日)
- 各地域での取組を紹介「インターネットリテラシー・マナー等向上事例集」公表
- 名古屋文化の祭典「やっとかめ文化祭~芸どころ・旅どころ・なごや~」11月24日まで開催中(2014年11月04日)
- 子どもの「貧困ギャップ」は08年から12年にかけて増加~ユニセフ報告書
- 採点の負担解消「手書き採点リンク」Ver.5.0無償アップグレード開始
- 『公立学校施設における津波対策状況調査』を実施~文部科学省
- 「第2回 科学の甲子園ジュニア全国大会」の出場チームが決定しました(2014年10月31日)
- 国内にて過去最大規模のユネスコ会議を開催~文部科学省
- 誰でも使える!スキャナ付き3Dプリンタ複合機「ダヴィンチ 1.0AiO」
- 教職員アンケートに見る学校別「動画教材の利活用実態」~ 8割が『動画教材を教育活用したい!』~導入ネックは「作成時間・コスト」で11%増
- 日本の大学の国際的な競争力向上のために 大学関係者を対象としたセミナー(2014年10月30日)
- 全国の事例を集めた「インターネットリテラシー・マナー等向上事例集」(2014年10月29日)
投稿者 kksblog : 2013年12月04日 17:26