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長時間テレビ視聴が子どもの発達に悪影響を与えることを発見 (2013年11月28日)

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東北大学の研究グループが、長時間テレビ視聴が子どもの高次認知脳領域の発達性変化や言語性知能に悪影響を与えることを発見しました。

研究は、テレビ視聴習慣が、数年後の言語機能や脳形態の変化とどう関連しているかを解析したもの。今回の知見により、発達期の子どもの長時間のテレビ視聴には、一層の注意が必要であることがあることがわかりました。

研究参加者は、一般より募集した、悪性腫瘍や意識喪失を伴う外傷経験の既往歴のない健康な小児。最初にTV 視聴を含む生活習慣などについて質問に答え、知能検査をうけ、MRI撮像を受けました。この時点では研究参加者の年齢は5歳から18歳。これらの研究参加者の一部が、3年後に再び研究に参加し、再び知能検査とMRI撮像を受けました。

解析の結果、初回参加時における長時間のテレビ視聴時間は、初回参加時から数年後の2回目参加時への言語性知能低下を予測。また、前頭極領域、運動感覚領域、視床下部周辺領域の発達性変化への負の影響と関連していることがわかりました。つまり、研究成果として、小児における長時間のテレビ視聴で、脳の高次認知機能に関わる領域が影響をうけ、これが長時間のテレビ視聴による言語能力の低下と関連することが示唆されました。

テレビの視聴が言語機能や学業成績などを長期的に低下させるということは、よく聞いてきたこと。しかし、今回の科学的な説明に、あらためて子どものテレビ視聴について気をつけてあげたほうがいいですね。


長時間テレビ視聴が小児の高次認知脳領域の発達性変化や言語性知能に悪影響を与えることを発見 | 東北大学



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投稿者 kksblog : 2013年11月28日 00:05


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