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キャリア教育や進路指導に関する実態を調査~国立教育政策研究所 (2013年11月07日)

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国立教育政策研究所が、『キャリア教育・進路指導に関する総合的実態調査第二次報告書』を公表しました。

この調査は、キャリア教育や進路指導に関する実態を把握するとともに、それらに関する在校生及び卒業者の意識等も明らかにし、前回までの調査との変容と、今後の各学校におけるキャリア教育・進路指導の改善・充実を図るための基礎資料を得ることを目的として、7年に1度実施しています。

3月にその調査結果について第一次報告書としてまとめていましたが、特に重要な側面についてテーマを定め、詳細な分析を行い、第二次報告書を作成しました。

分析結果から、キャリア教育は、学習意欲の向上に影響することがわかりました。なお、キャリア教育全体計画の策定が、各学校におけるキャリア教育を充実させます。

小学校においては、重点目標を絞り、具体的目標を明確にしたキャリア教育の計画の下で担任が積極的にキャリア教育を実践することで児童の学習意欲の向上につながります。中学校においては、全校的にキャリア教育を推進することが生徒の学習意欲の向上に影響します。高等学校においては、担任が自校や生徒の現状をベースにした計画を立ててキャリア教育に取り組み、入学から卒業まで体系的にキャリア教育を展開することで生徒の学習意欲の向上につながります。

そして、体験活動は、児童生徒の職業への意識や学校生活への積極性を高めることがわかりました。小学校においては、体験活動の事前・事後指導の充実が児童の職業意識を高めます。中学校における職業体験は、生徒の学校生活への積極性を高め、生き方や進路の学習を生徒が重視する程度を高めます。高等学校においては、インターンシップの事前・事後指導の充実が生徒の学習意欲の向上につながります。

キャリア教育の充実には、研修機会の確保や保護者、地域との連携が重要。教師は、学校で学ぶことが大人になったときの仕事や生活で役立つという、学びの意義を児童生徒意識させる指導手法を身に付ける必要があります。そのため、キャリア教育の研修機会確保は喫緊の課題となっています。

キャリア・カウンセリングの充実や将来の諸リスクへの対応についての指導など、キャリア教育への期待は極めて高いことから、異校種連携、学校と保護者、地域や外部団体との連携により、キャリア教育がますます充実するといいですね。


キャリア教育・進路指導に関する総合的実態調査第二次報告書について | 国立教育政策研究所



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投稿者 kksblog : 2013年11月07日 18:38


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