●ペーパーテストで入学した学生の方が内定率高い?マイナビの進路選択調査 (2013年10月15日)
株式会社マイナビでは、同社が運営する就職情報サイト『マイナビ2014』の会員である、2014年卒業予定の大学生・短大生・専門学校生・大学院生を対象とした「就活を経験して振り返る、自身の進路選択調査」を実施しました。
この調査結果によると、〝学科試験を課される入試方法で入学した学生〟は内定率が高く、また志望校を検討する際に重視するポイントは、「入学前」と「就活経験後」で変化があり、「学生の質」「教養」などを重視する傾向にあることがわかりました。
在学中の大学・学校へ受験したときの入試方法は、全体では約半数が「一般入試」でした。大学の種別ごとにみると、大学、大学院は「一般入試」が多く、短大は「推薦入試(指定校)」、専門学校では「AO入試」が多くなっています。そして現在、内定をもらっている学生について、受験時の入試方法を見てみると、「一般入試」が最も多く、「センター試験利用入試」「推薦入試」「AO入試」と続き、入学時に学科試験を受けている学生の方が、内定率が高い傾向がみられました。
志望校を検討する際に、オープンキャンパスに参加したかをたずねたところ、全体で8割以上が1校以上参加したと回答しており、オープンキャンパスへの参加は一般化しているようです。短大生、専門学校生は特に参加率が高く、また現在在籍している学校のオープンキャンパスへの参加率が大学生よりも高くなっています。オープンキャンパス参加後の志望度の変化については、6割以上の学生が「志望度が強くなった」と答えており、実際に学校へ足をはこぶことは志望校を決めるのに影響があると言えそうです。
入学前は、志望校を検討するために「校風・雰囲気がよい」「学びたい学部・学科・コースがある」といったことを重視するポイントとして考えていましたが、就職活動を経験後、学生にとってこれらの重要度は低下するようです。逆に増えるのは「大手有名企業への就職実績がよい」「就職サポートが充実している」「在学生の質が高い」「教養が身につく」といったことでした。
社会人になる前段階である、大学、短大、専門学校などは、これまでより専門性の高い事柄を学ぶ場所でもありつつ、社会に出るためのステップでもあると考えられるようですね。納得のいく就職のためにも、知識や自分を磨く期間を充実させてもらいたいものです。
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投稿者 kksblog : 2013年10月15日 12:11