●「自己肯定感」が高いのは近畿、「将来の希望」が高いのは九州~幸福度調査 (2013年10月12日)
電通こころラボ(Dentsu Psychological Lab)は、全国5万人を対象とした「日本人の幸福度調査」を実施。この調査は、日本での心のケアサービス市場の実態の”見える化”に向けた取り組みの第1弾としておこなわれました。
地域別の傾向でみると、「自己肯定感」が高いのは近畿地方、「将来の希望」が高いのは九州地方。今の自分を季節にたとえると、全国的には秋が多く(39.2%)、次いで冬が多かった(22.8%)ことから、ひと山越えた成熟期、これまでの集大成、次への準備をはかろうとしていることが見て取れます。
また、今回の調査からは、「女性」、「年齢(60歳以上)」、「既婚」、「子供の有り」、比較的所得の高いグループ(2009年の平均所得額547.5万円以上)で、幸福度が平均より10%程度高いことが判明。また、「無職」や「未婚」といった項目で幸福度が平均より低くなっている傾向(10%前後)も確認されました。
次に、「あなたの今の幸せ度を0から100のスケールで50とすると、あなたのもっとも親しい人<家族や友人など>の現在の幸せ度は何ポイントになりますか?」という質問では、男女ともに「もっとも親しい人の現在の幸せ度」は自身の現在の幸せ度よりも高く、特に女性のほうが高くなっています。男性は10代と80代が高くなり、40代が低くなるU字型の傾向が見られました。
都道府県別にみると、愛知県は男女とも自分よりも親しい人のほうがより幸せだと感じている人が多く、滋賀県は、男性は親しい人のほうが幸せだと思う率が高いですが、女性は自分と親しい人との幸せ度が近い傾向が見られます。逆に福井県と大分県では、男性は自分自身と親しい人との幸せ度が近いですが、女性は親しい人のほうが幸せだと感じているという結果になりました。
同じ人生を生きるなら、幸せだと思いながら毎日を送りたいもの。子どものうちから幸福を感じる力、感謝ができる心を育てていけるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2013年10月12日 09:48