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世界中の子どもたちのために、暴力と搾取のない世界を! (2013年10月10日)

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チャイルド・ファンド・ジャパンは、2005年4月から、発展途上国の子どもたちの支援に取り組む国際的なネットワーク組織であるチャイルド・ファンド・アライアンスに加盟しています。チャイルド・ファンド・アライアンスは、社会から取り残された弱い立場にある子どもたちの生活を改善し、子どもたちが貧困を乗り越え、権利を実現することができるよう、世界58 ヵ国で活動しています。そのチャイルド・ファンド・アライアンスが、子どもへの暴力や搾取の現状を、世界の子どもたちに調査し、報告書が公表されました。

調査は、世界41ヵ国、1,300人を超える子どもが参加する、フォーカス・グループ・ディスカッションにて実施。子どもたちから最も多く聞かれた暴力の形態は、性的暴力、児童労働、体罰や子どもの品位を傷づける行為の3つでした。

子どもたちは、全てのディスカッションにおいて、自分たちの権利が保障され、基本的な自由が尊重されることへの期待を表現。中でも参加、教育、健康、食事、遊ぶことの権利が保障されていることを強く希望しています。

また、全ての差別から自由になりたいと話しています。学校で平等な扱いを受け、平等な機会を与えられ、差別のない生活への期待が寄せられました。また、ジェンダーによる差別をなくすことは、子どもへの暴力を防止するだけでなく、暴力と搾取を削減する解決策としても必要だと、多くの子どもたちが述べています。

そして、ベーシック・ニーズが満たされることが、健康に生きる権利が保障されることであり、暴力から解放され、自由と感じるためには、それらの権利が保障される必要があるという考えが挙がっています。ベーシック・ニーズとは十分な食べ物と保健サービスを意味し、それが満たされないときに暴力や搾取のリスクが高まると指摘しています。

教育については、教育へのアクセスが妨げられる要因として、児童労働、通学の安全、教師による体罰や子どもの品位を傷づける行為が挙げられています。

データの分析から、解決策として最も多かった提言は、子どもに対する暴力を禁止する法律の制定と施行、子どもに対する暴力や搾取についての意識の啓発、暴力をふるう犯罪者への罰則、教育へのアクセスの保証。子どもへの暴力と搾取に対する取り組みが地球の優先課題として取り上げられ、世界中で解決に向けて進むことが望まれます。


「子どもたちが語る暴力と搾取のない世界」 | チャイルド・ファンド・ジャパン



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投稿者 kksblog : 2013年10月10日 17:54


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