●この秋、東京国立博物館のワークショップで歴史上の「文化」を体験しよう (2013年10月07日)
上野公園にある、東京国立博物館では、歴史を感じて、体験できる小中学生向けのワークショップが開催されます。この秋に開催されるワークショップは「清時代の書に挑戦!」と「屏風体験!」の2つです。
「清時代の書に挑戦!」は、平成感企画展示室で開催される「清時代の書—碑学派—」に関連したワークショップです。清時代には考証学が盛んになり、書においても、それまでの紙に書かれた「法帖」に代わって、青銅器の名文や石碑の書が尊ばれるようになりました。こうした金石に書の拠り所を求めた人達が「碑学派」と呼ばれています。
ワークショップでは、展示作品の文字を集めてつくったお手本の中から、自分の好きなものを選んで、色紙や団扇に書いてみるという体験ができます。日程は10月19日(土)、20日(日)の2日間、参加対象は小学3年生から6年生とその保護者のペアです。参加費は無料ですが、東京国立博物館のウェブサイトにある申込フォームか、往復はがきでの事前申込が必要です。申込氏名きりは10月15日(火)、定員は各回10組20名、応募者多数の場合は抽選となります。
「屏風体験!」では、展示室で本物の屏風をじっくり楽しんでから、実際の日本家屋の中でどうやって屏風を使っていたのかを体験します。屏風には空間を仕切る、部屋を飾る、風をよけるなど様々な役割があり、屏風の実用性を実感することができます。ワークショップで使われる屏風は、キヤノンと京都文化協会が推進する「綴プロジェクト」で作られたもので、最新デジタル技術と伝統工芸の技を融合した、オリジナルの文化財に限りなく近い高精細複製品です。
日程は11月2日(土)、参加対象は小学生・中学生およびその家族です。参加費は無料、10月17日(木)までに往復はがき又はウェブサイトの申込フォームでの事前申込が必要です。定員は各回10組、応募者多数の場合は抽選となります。
こうした「古いもの」について、漠然とした知識は持っていても目の当たりにする機会はめったにありません。実際に体験することで、ひとときのタイムスリップ気分を味わってみませんか。
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投稿者 kksblog : 2013年10月07日 10:19