●公立中学校、公立高等学校ともに職場体験の実施率は過去最高に (2013年10月02日)
国立教育政策研究所が、全国の国・公・私立中学校及び高等学校を対象に『平成24年度職場体験・インターンシップ実施状況等調査』を実施しました。
調査結果から、公立中学校における職場体験の実施率は98%に及び、過去最高の数値となりました。国・私立中学校における実施率は、国立では59.2%、私立では23.2%です。
実施期間については、「5日」が14.8%、「6日以上」が0.9%。教育課程等への位置付けの状況については、「総合的な学習の時間で実施」が81.1%、「総合的な学習の時間で実施し、特別活動の学校行事としても読み換えている」が8.5%、「特別活動で実施」が7.1%です。なお、参加形態はほとんどが「原則として全員参加」です。
公立高等学校における実施率も、79.8%で過去最高の数値。なお、職業に関する学科全体の実施率は87.3%です。国・私立高等学校における実施率は、国立では15.8%、私立では40.5%です。
公立高等学校の学年別の体験生徒数は、2年生の割合が高く、体験日数については「2~3日」が最も高い割合です。
教育課程等への位置付けの状況については、「総合的な学習の時間で実施」が20.4%、「現場実習等教科・科目の中で実施」が21.7%など、多様な結果に。なお、53.0%は教育課程に位置付けずに実施しています。
職場体験・インターンシップは、生徒の望ましい勤労観・職業観の育成や学ぶこと、働くことの意義の理解等において重要な役割を果たしています。体験から自分が就きたい仕事、目標などが見えてきて、その実現に向けて頑張る生徒が増えるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2013年10月02日 15:11